一方、5節を終えてクリーンシートがないことから(計8失点)、守備の引き締めが必須という指摘もある。だが、明らかに攻撃的なチーム像を考えれば、ボール支配率7割で敗れた2節バーンリー戦を一過性の「零封負け」として終わらせることの方が、重要になるのではないだろうか?
吉兆は、得点意欲が全体に浸透した感があること。それは得点者の多様化にも表れている。
チェルシー戦は、開幕から好調だったロベルト・フィルミーノを怪我で欠き、CFで先発したダニエル・スターリッジが精彩を欠いていたが、CBのデヤン・ロブレンとアンカーのジョーダン・ヘンダーソンがネットを揺らしたのだ。
そんなリバプールの次なるビッグゲームは、10月17日の第8節、ホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦。伝統的に順位が最終結果の指標となると言われるクリスマス前は、これが最後のビッグクラブとの対戦でもある。
チェルシー戦後に指揮官が納得の自軍評として口にした「Football like hell(猛烈なサッカー)」でゴールとポイントを重ねることができれば、トップ4内でのクリスマスは現実的になる。そして、開幕早々の意思表明が格段に信憑性を増すはずだ。
文:山中忍
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
吉兆は、得点意欲が全体に浸透した感があること。それは得点者の多様化にも表れている。
チェルシー戦は、開幕から好調だったロベルト・フィルミーノを怪我で欠き、CFで先発したダニエル・スターリッジが精彩を欠いていたが、CBのデヤン・ロブレンとアンカーのジョーダン・ヘンダーソンがネットを揺らしたのだ。
そんなリバプールの次なるビッグゲームは、10月17日の第8節、ホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦。伝統的に順位が最終結果の指標となると言われるクリスマス前は、これが最後のビッグクラブとの対戦でもある。
チェルシー戦後に指揮官が納得の自軍評として口にした「Football like hell(猛烈なサッカー)」でゴールとポイントを重ねることができれば、トップ4内でのクリスマスは現実的になる。そして、開幕早々の意思表明が格段に信憑性を増すはずだ。
文:山中忍
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。