代表でプレーした時、右MFでのプレー実績が生きてくる。
この磐田戦には、先日、日本代表のコーチに復帰した手倉森誠氏も視察に訪れていた。リオ五輪での激闘を終え、今度はロシアを目指す戦いに身を置く同氏の眼に、柴崎のプレーはどう映ったのか。
「相手(磐田)に合っていたと思うよ」と切り出した手倉森コーチは、さらにこう続けた。
「相手のウイングバックを押し下げる役目を理解していて、(右SBの伊東)幸敏が来れば2対1を作れるし、中の選手が近づいてくれば、幸敏を使いながら、3人目の動きを意識したプレーをする。あのコンビネーションの描き、アイデアが岳にはある」
石井監督が語ったように、今回の柴崎の2列目起用は“対磐田”という側面が強かった。手倉森コーチは「俺が考えていたのは、じゃあ、相手が4-4-2だったら、次はどこに受け場所を変えるのかな、と。4-4-2に対して、あのポジションで使われるのか。そこは楽しみ」とイメージを膨らませる。
そして、2列目でのプレーはハリルジャパンでも生きると手倉森コーチは見ている。
「ああやって、右サイドで相手を押し下げて、開いていることによって、攻撃に厚みを出せるということを、多分やりながら分かったと思う。代表で、岳がボランチでプレーして、(右ウイングの本田)圭佑が中に入ってきた時、『今、入ってこなくていい』とか『今はサイドに張っていてほしい』とか、そういう話ができるようになると思う。これは大きい」
多くの示唆に富んだ柴崎の2列目の起用。最近は代表から遠ざかっているが、再び、日の丸を背負い、日本をロシアに導くための準備を着々と進めている。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「相手(磐田)に合っていたと思うよ」と切り出した手倉森コーチは、さらにこう続けた。
「相手のウイングバックを押し下げる役目を理解していて、(右SBの伊東)幸敏が来れば2対1を作れるし、中の選手が近づいてくれば、幸敏を使いながら、3人目の動きを意識したプレーをする。あのコンビネーションの描き、アイデアが岳にはある」
石井監督が語ったように、今回の柴崎の2列目起用は“対磐田”という側面が強かった。手倉森コーチは「俺が考えていたのは、じゃあ、相手が4-4-2だったら、次はどこに受け場所を変えるのかな、と。4-4-2に対して、あのポジションで使われるのか。そこは楽しみ」とイメージを膨らませる。
そして、2列目でのプレーはハリルジャパンでも生きると手倉森コーチは見ている。
「ああやって、右サイドで相手を押し下げて、開いていることによって、攻撃に厚みを出せるということを、多分やりながら分かったと思う。代表で、岳がボランチでプレーして、(右ウイングの本田)圭佑が中に入ってきた時、『今、入ってこなくていい』とか『今はサイドに張っていてほしい』とか、そういう話ができるようになると思う。これは大きい」
多くの示唆に富んだ柴崎の2列目の起用。最近は代表から遠ざかっているが、再び、日の丸を背負い、日本をロシアに導くための準備を着々と進めている。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)