• トップ
  • ニュース一覧
  • 【日本代表】香川・本田批判に終始するのは危険。むしろ、もうひとつの無風地帯こそ不安要素だ

【日本代表】香川・本田批判に終始するのは危険。むしろ、もうひとつの無風地帯こそ不安要素だ

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2016年09月09日

CBの競争力を高める意味でも、親善試合・オマーン戦でのテストは必須。

森重(写真)と吉田で世界に対抗できるのか。競争力を高めて、彼らのレベルアップも促すべきだろう。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 大胆に選手を代えて、試すしかないだろう。そのチャンスがある。11月ホ-ムでのサウジアラビア戦前にオマ-ンとの親善試合がある。10月のイラク戦、オ-ストラリア戦で好ましい結果が出ない場合は、その時に新しい選手をテストすべきだ。
 
 個人的には予備登録メンバ-内の選手よりもそこから外れた鈴木大輔や奈良竜樹を見てみたいが、岩波拓也と植田のリオ五輪組を組ませてもいい。「大丈夫か」と不安に思うぐらいの選手のほうが意外といいパフォ-マンスを見せたりするものだ。
 
 それに過去にはドラステイックにメンバ-を替えて成功し、それが全体の流れを変えたこともあった。

 ジ-コ元日本代表監督は、代表のスタ-ト時は秋田豊らフランス・ワールドカップ時代からの選手を多用していた。しかし、キリンカップでアルゼンチンに1-4で負けると、次のパラグアイ戦で宮本恒靖、三都主、坪井慶介らを最終ラインに抜擢。失点ゼロに抑えた彼らは、そのままフランスで開催されたコンフェデ杯を戦い、宮本らはその後、主力メンバ-になっていった。
 
 そういう決断をハリルホジッチ監督ができるかどうかわからない。選手起用はクエスチョンマ-クがつくことも多いが、メンバ-選考をみていると石橋を叩いて壊してしまうぐらい慎重だ。結局はいつも顔触れになりそうだが、このタイミングしか選手を試すチャンスがない。

 仮にここで吉田、森重を脅かす選手が出てくればチ-ムは大きく動く。そうしてサウジアラビ戦で結果が出れば、本田や香川の聖域にもメスが入ることになり、チ-ム内にこれまでと違う活力が生まれるはずだ。
 
取材・文:佐藤俊(スポーツライター)
【関連記事】
【日本代表】“崖っぷち”に追い詰められた香川。「10番」に審判はいつ下るのか
【セルジオ越後】タイから2ゴールで満足なの? 今の本田と香川に代わるメンバーなんていくらでもいるよ
定期的に現われる”悪い時の香川”。相性が良いのは本田よりも…
【日本代表】オフェンス活性化の鍵は“ポストプレーヤー本田”か

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ