【なでしこジャパン】半年ぶりの代表復帰で鮫島彩が感じた「今までと全然違う戦術」

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2016年09月08日

6日の江戸川大男子サッカー部との練習試合では68分までプレー。しかし、チームとともに未熟さを露呈した。

今年3月に行なわれたリオ五輪最終予選の北朝鮮戦以来の、代表復帰。新たな戦術に挑む。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「すごく細かいですね。今まで以上にラインコントロールがすごく細かくなっている。ラインを高く設定している場面が多いです。DFのハードワークが増えて、中盤の守る範囲がよりコンパクトになった。今までは足の速い選手に裏に走られることを前提に守っていたので、みんなが戻りながら守備をすることが多かったんですけど、今のチームはなるべく高い位置で取って、すぐに攻撃につなげていく、そういう前向きのハードワークが多くなった」
 
 高倉監督の戦術の印象をそう語った鮫島は、今回のトレーニングキャンプで、その理解に時間を割く。しかし現体制初招集とあって、簡単にはいかなかった。6日の江戸川大男子サッカー部との練習試合で、鮫島は68分までプレー。しかし、試合は0-4の敗戦と、チームとともに未熟さを露呈した。
 
 鮫島は「戦術のレクチャーを受けずに、昨日の練習試合に入りました。とにかく分からないままやって、失敗して、そこで学んでいくという感じです。まずは理解するところからやっていかないと。まだまだ時間は必要だなと思います」と試合を振り返り、戦術理解に時間を要する苦悩を明かした。ただその一方で、期待も膨らませている。
 
「(佐々木監督時代とは)全然違う戦術でしたけど、しっかりそこを理解できれば、もっと面白いものができるのかなと思います」
 
 リオ五輪予選の悔しさを晴らすために、戦術の理解という壁を乗り越え、再び代表に定着できるか。鮫島の新たな挑戦が幕を開けた。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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