感動的だった等々力最後のゲーム
“川崎のお母さん”という言葉もどこかしっくりくる。
「モノの考え方とか見え方は自分のなかでもだいぶ変化してきたとは思います。ただ、根底にあるのは、あまり自分勝手ではないと言いますか、何かをする時に考えるのは周りの人たちのことですね。
若い頃は自己中心的な部分もあったかもしれないですが、僕も大人になるにつれて、そうなったのかな(笑)。保守的な性格なのかもしれないですが、リスク管理はやはりGKというポジション柄なのかなって。自分がよければ良いって考えは本当にこれっぽっちもないと言いますか。
例えば何かをやろうって数人が集まるとしたら、自分以外の人が気持ち良くできることを基本的に考え始めて、ご飯に行くにしても、みんなの帰りのことを考えて場所を探したりする。『この場所だとこの人が遠くなっちゃうしな...』みたいな感じで。何かをやる時に相談を受けることも多く、そういうことをよく考えていますね。
あとは、ピッチ外の活動に関しても後のことを考えちゃう。例えばラジオなど様々な仕事もさせていただきましたが、スタッフの方と『やりましょう』という話になる。でも、僕はやりたいのだけど、スタッフの方々の他の仕事や日程は大丈夫かと気になってしまう。ラジオは不定期でしたが、僕が『そろそろやりましょうか』と言えば、広報の方らの立場としては『やりましょう』と言うしかない。でも実際は『今は他の選手の取材がたくさん来ていて、忙しいから手が付けられない』という状況かもしれない。だから僕は『本当に空いている時でいいから。僕は一番最後でいいから』と言わせてもらうようにはしていました」
「モノの考え方とか見え方は自分のなかでもだいぶ変化してきたとは思います。ただ、根底にあるのは、あまり自分勝手ではないと言いますか、何かをする時に考えるのは周りの人たちのことですね。
若い頃は自己中心的な部分もあったかもしれないですが、僕も大人になるにつれて、そうなったのかな(笑)。保守的な性格なのかもしれないですが、リスク管理はやはりGKというポジション柄なのかなって。自分がよければ良いって考えは本当にこれっぽっちもないと言いますか。
例えば何かをやろうって数人が集まるとしたら、自分以外の人が気持ち良くできることを基本的に考え始めて、ご飯に行くにしても、みんなの帰りのことを考えて場所を探したりする。『この場所だとこの人が遠くなっちゃうしな...』みたいな感じで。何かをやる時に相談を受けることも多く、そういうことをよく考えていますね。
あとは、ピッチ外の活動に関しても後のことを考えちゃう。例えばラジオなど様々な仕事もさせていただきましたが、スタッフの方と『やりましょう』という話になる。でも、僕はやりたいのだけど、スタッフの方々の他の仕事や日程は大丈夫かと気になってしまう。ラジオは不定期でしたが、僕が『そろそろやりましょうか』と言えば、広報の方らの立場としては『やりましょう』と言うしかない。でも実際は『今は他の選手の取材がたくさん来ていて、忙しいから手が付けられない』という状況かもしれない。だから僕は『本当に空いている時でいいから。僕は一番最後でいいから』と言わせてもらうようにはしていました」
常に周囲に気を配り、潤滑油になるような行動を意識してきた。自らの母とも考え方が似ているようだ。
「母親も僕が川崎のアカデミーにいた時に、音頭を取る人が他にいないからと、率先して行動をしていた。そうすると信頼関係が生まれ、人が集まるようになるわけですよ。『困ったら安藤さんに聞けばなんとかなる』みたいな雰囲気が生まれるんですよね。その意味で考え方の根底は母と似ているとは思います。でも母のほうが僕よりきめ細かいですけど」
そう笑いながら人のために行動するのが安藤家の性なのだろう。母の背中を見て、父、姉、妻らに支えられ、歩んできた選手人生。愛着のある等々力での最後の一日には感動的な光景も広がっていた。
第2回に続く。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【インタビュー・パート2】妻、家族に支えられた安藤駿介が川崎で引退を決断した運命的な一日。印象的だったセレモニー後の母の姿
【インタビュー・パート3】「僕のようになって欲しくない」フロンターレ愛を貫き、新米コーチとなった安藤駿介が志す指導者像とは
【インタビュー・パート4】「クラブが沈むのはJ2に落ちた時じゃない」「うちのスタッフは日本一働いている」安藤駿介が伝え続ける伝統と疎かにしちゃいけないフロンターレの魂
「母親も僕が川崎のアカデミーにいた時に、音頭を取る人が他にいないからと、率先して行動をしていた。そうすると信頼関係が生まれ、人が集まるようになるわけですよ。『困ったら安藤さんに聞けばなんとかなる』みたいな雰囲気が生まれるんですよね。その意味で考え方の根底は母と似ているとは思います。でも母のほうが僕よりきめ細かいですけど」
そう笑いながら人のために行動するのが安藤家の性なのだろう。母の背中を見て、父、姉、妻らに支えられ、歩んできた選手人生。愛着のある等々力での最後の一日には感動的な光景も広がっていた。
第2回に続く。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【インタビュー・パート2】妻、家族に支えられた安藤駿介が川崎で引退を決断した運命的な一日。印象的だったセレモニー後の母の姿
【インタビュー・パート3】「僕のようになって欲しくない」フロンターレ愛を貫き、新米コーチとなった安藤駿介が志す指導者像とは
【インタビュー・パート4】「クラブが沈むのはJ2に落ちた時じゃない」「うちのスタッフは日本一働いている」安藤駿介が伝え続ける伝統と疎かにしちゃいけないフロンターレの魂
Facebookでコメント
-
2026年2月号
1月13日(火)発売 [特集]
北中米ワールドカップ日本代表徹底ガイド
オランダやチュニジアを詳細検証
ベスト8のその先へ。理想の戦い方とは。
-
2026年1月15日号
1月5日(月)発売 [ワールドカップイヤー特別企画]
世界12か国の識者20人が選ぶ
W杯26年大会の主役候補ランキング
&スーパーレジェンド
-
第104回大会 決戦速報号
1月16日発売 高校サッカーダイジェストvol.44
ワールドサッカーダイジェスト2026年2月19日号増刊
第104回全国高校サッカー選手権大会 決戦速報号
[MATCH REPORT]
1回戦から決勝まで全47試合を完全詳報
[HEROES FILE]
第104回大会を彩った”48名の逸材”を厳選






















定価:980円(税込)
定価:890円(税込)
定価:1100円(税込)