「(金崎は)一番のお手本。盗めるところは盗む」。
今の鹿島は、ひとつ間違えば転落してしまう危うさが漂っている。第1ステージで見せていた安定感や、相手にかける圧力に乏しく、どこか歯車が噛み合っていない印象だ。
そうした事態において、鈴木の躍進ぶりは一筋の光だ。特に、チームトップの通算9得点を数えるエース金崎とのコンビネーションが高まってきているのも好材料で、両者はどちらとも出し手にも受け手にもなり、多彩な仕掛けを見せつつある。
「夢生君は良い動き出しをしているので、自分が(ボールを)持った時は、基本は夢生君を探すようにしています」
普段の練習からコミュニケーションを取り、お互いの要求を刷り合わせていく。
もともと、鈴木は「あの人に近づくために」と金崎をリスペクトしている。「自分とは歴然とした差がある」ことも理解しており、その差を少しでも縮めようと懸命な努力を続けている。
同じアタッカーとして、ライバル心がないわけではないが、「(金崎は)目の前にいる一番のお手本。盗めるところはいっぱい盗む。それはすごく意識している」という。
自分の力不足を認める一方で、着実に前に進んでいる感覚もあるはず。そして、チームのことを最優先に考えられる“責任感”も徐々に大きくなってきているに違いない。
「どれだけ良いチームでも、苦しい時期はあると思う。それを試練と捉えて、こういう時こそまとまって、(試練を)乗り越えられれば、またさらにひとつ高いところに行けると個人的には考えている。一致団結して頑張っていきたい」
まさにチームとしての真価が問われているなかで、逞しさを増してきた鈴木がどこまで進化できるのか。
ちなみに、第1ステージで金崎は、メンバー入りしなかった1試合を挟んで“4戦連発”を達成している。
日本代表のロシア・ワールドカップ・アジア最終予選が行なわれる都合上、1週間のインターバルがあるが、次節は、年間勝点1位の川崎を5-2で粉砕した柏が相手だ。
「あの人に近づくために」と金崎を目標とする鈴木が、難敵の敵地に乗り込みどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。鈴木自身の“真価”も問われる一戦になりそうだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
そうした事態において、鈴木の躍進ぶりは一筋の光だ。特に、チームトップの通算9得点を数えるエース金崎とのコンビネーションが高まってきているのも好材料で、両者はどちらとも出し手にも受け手にもなり、多彩な仕掛けを見せつつある。
「夢生君は良い動き出しをしているので、自分が(ボールを)持った時は、基本は夢生君を探すようにしています」
普段の練習からコミュニケーションを取り、お互いの要求を刷り合わせていく。
もともと、鈴木は「あの人に近づくために」と金崎をリスペクトしている。「自分とは歴然とした差がある」ことも理解しており、その差を少しでも縮めようと懸命な努力を続けている。
同じアタッカーとして、ライバル心がないわけではないが、「(金崎は)目の前にいる一番のお手本。盗めるところはいっぱい盗む。それはすごく意識している」という。
自分の力不足を認める一方で、着実に前に進んでいる感覚もあるはず。そして、チームのことを最優先に考えられる“責任感”も徐々に大きくなってきているに違いない。
「どれだけ良いチームでも、苦しい時期はあると思う。それを試練と捉えて、こういう時こそまとまって、(試練を)乗り越えられれば、またさらにひとつ高いところに行けると個人的には考えている。一致団結して頑張っていきたい」
まさにチームとしての真価が問われているなかで、逞しさを増してきた鈴木がどこまで進化できるのか。
ちなみに、第1ステージで金崎は、メンバー入りしなかった1試合を挟んで“4戦連発”を達成している。
日本代表のロシア・ワールドカップ・アジア最終予選が行なわれる都合上、1週間のインターバルがあるが、次節は、年間勝点1位の川崎を5-2で粉砕した柏が相手だ。
「あの人に近づくために」と金崎を目標とする鈴木が、難敵の敵地に乗り込みどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。鈴木自身の“真価”も問われる一戦になりそうだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)