【ミラン番記者】本田圭佑はモンテッラ監督にとって「控え選手」。それは「ニンジャ発言」にも如実に…

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2016年08月24日

ジョークにはえてして真実が含まれている。

今夏にミラン新監督に就任したモンテッラ。現時点では本田をバックアッパーとして扱っている。(C)Getty Images

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 ただ、「エル・プリンチピート(小さな王子様)」ことソサにも、気をつける必要がある。モンテッラは主にメッザーラ(インサイドハーフ)として使う構想を持っているが、このテクニシャンは右ウイングを含めて攻撃的なポジションであればどこでも機能する。場合によっては、本田にとってスソ以上に強力なライバルになりうる。決して安心できない。
 
 とにかく、昨夏と同じく本田の足元にボールはない。ミランの構想に不満があり、モンテッラの信頼を感じられないならば、彼の方からチームに「自分を自由にしてくれ」と切り出す必要があるだろう。
 
 問題はメルカートが閉まるまで、もう本当にあと数日しかないことだ。イタリア時間の8月31日の23時に、全ての交渉はストップする。本田が本当に出て行くつもりなら、それまでに条件の良いオファーを見つけなければならない。
 
 イングランドからは相変わらず、「プレミアリーグのクラブを彼を欲しがっている」という声が聞こえてくる。直近で噂されているのは、現地メディアが1000万ユーロ(約12億円)を払う用意があると報じた、サンダーランドだ。
 
 もし本田が本気でミランを出ていきたいならば、これが最終電車だ。今のところモンテッラの目には、本田はほとんど映っていないと言っていい。公の場でも彼はそのことを隠していない。例えば、トリノ戦前日の記者会見。ある日本人記者が本田のことを「サムライ」と言うと、モンテッラはこう返した。
 
「サムライ? 彼はサムライというより……ニンジャだな……」
 
 もちろん冗談に過ぎないのだが、ジョークとはえてして根底に真実を含んでいる。この“ニンジャ発言”の真意を、私はこう捉えている。まず、モンテッラはアタッカーにはインスピレーション、つまり創造性がもっとも大事だと考えるタイプだ。しかし、本田にはそれが決定的に不足していると感じているようだ。
 
 その点、スソもエムバイ・ニアングもソサも閃きと技術は一級品。つまりモンテッラにとって本田は彼らほど存在感がない。だから、サムライではなくニンジャ(見えにくい存在)、なのではないだろうか。

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