• トップ
  • ニュース一覧
  • Jリーグでも稀有な存在、登里享平の歩む道。フロンターレで勝ち方を教わった男が考えるセレッソで優勝を掴むためのポイント

Jリーグでも稀有な存在、登里享平の歩む道。フロンターレで勝ち方を教わった男が考えるセレッソで優勝を掴むためのポイント

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年11月28日

「大事なのは明確なスタイルがあること」

左SBとしていぶし銀のプレーを披露。チームの潤滑油となる。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 登里と言えば、川崎で関塚隆、風間八宏、鬼木達といった、常にゴールを狙い続けるサッカーのなかで多くの時間を過ごしてきた。特に風間体制、鬼木体制では、技術力を活かし華麗にボールをつなぎ、“相手を見て逆を取って”驚くようなゴールを生み出す、魅力的なスタイルを体現してきた。だからこそ、C大阪の現在のアタッキングフットボールは性に合っている。

「相手を見ながらサッカーをする。それは積み重ねがあってこそ体現できるもので、急に新しい人が入ってきたり、人が変われば、難しい部分もあります。でも、そういうスタイルを築ければ面白いですよね。今のセレッソも改めてアタッキングフットボールに挑戦していて、やっていて楽しいです。ゴールを意識し続けるスタイルは、魅力を感じますし、結局は攻撃的にいくサッカーが僕も好きなんですよね。

 川崎時代も相手を見ながらジワジワボールをつないで、相手の体力を削りながらゴールを目指す。ただ、ボールを出し入れするのはあくまでこうゴールを狙う手段であって、目的ではない。今のセレッソのスピード感は川崎とはまた違う部分がありますが、このスタイルで僕は優勝できれば良いと個人的には思っています。

 ただ、クラブが目指すスタイルはどんなものでも良いとも思うんです。大事なのは明確なスタイルがあること。そうすれば選手も迷うことなくプレーできますし、個々の良さもより出てくるのかなとは感じますね。だから僕も自分がやってきたサッカーに捉われずにアップデートしていきたい。そう考えています」
 こうした言葉を聞くだけでも、登里が客観的に、多角的にチームの現状を捉えていることが分かる。では、「サッカー選手はサッカーだけをしていれば良いわけではない」という考えが根付いたベースにはどんな経験があったのか。300試合に通じた道を、改めて迫ってみよう。

第2回に続く

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!

【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!

【画像】ゲームを華やかに彩るJクラブ“チアリーダー”を一挙紹介!
【関連記事】
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
【画像】アーセナル、マンC、マドリー…際立つデザインがずらり! 海外クラブの25-26シーズン新ユニホームギャラリー
【画像】編集部が厳選!Jクラブの歴代「名ユニフォーム」を大公開!
【画像】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブのチアリーダーを一挙紹介!
「喜びが奪われた」中田英寿が語る電撃引退の理由。現在の森保ジャパンをどう見ている?「今の日本代表は強力。次のW杯で…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年12月号
    11月10日(月)発売
    [特集]
    サンフレッチェ広島
    3年ぶり2度目のルヴァンカップ制覇
    積み重ねたスタイル 挑戦の先に掴んだ栄光
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年12月4日号
    11月6日(木)発売
    [特集]
    W杯イヤーに大注目の若き主役候補を先取り
    ポジション別次世代スター名鑑2026
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ