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【リオ五輪】不完全燃焼のオーバーエイジ3人は手倉森監督が望む「A代表のレギュラークラス」にのし上がれるか?

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年08月12日

「この経験をサッカー人生で生かさなければ、呼んでもらった意味がなくなってしまう」(塩谷)

ナイジェリア戦の5失点から修正を重ね、確実に失点を減らした。最終ラインを統率した塩谷も「この経験をサッカー人生で生かさなければ」と固い決意を語っている。写真:JMPA/小倉直樹

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 では、選手側から見て、オーバーエイジとして参加したリオ五輪は、どんな大会となったのか。3人の試合後のコメントに耳を傾けてみよう。
 
「自分の力が全然足りないと教えられましたが、世界の舞台を経験できたことは絶対に自分の糧になる。ここでの経験をサッカー人生で生かさなければ、それこそ呼んでもらった意味がなくなってしまう。今後もっともっと上のレベルに行って、いつかテグさんに会った時に『シオを呼んで良かった』と言ってもらえるような選手になりたい」(塩谷)
 
「こういう国際大会は初めての経験で、本当に自分のためになりました。Jリーグとの差を感じたり、世界は上には上がいるなと。技術、パス、ボールコントロール、身体能力はずば抜けてJとは違うと体感できたことは良かったと思います」(藤春)
 
「オーバーエイジ=即戦力ということで、どこまで自分がやれるのか、もちろん不安でした。でも、背負いすぎるのもあまり良くないと思ったし、気楽なスタンスで臨めたかなと。チームのために一生懸命走り切ろうと自分の中で決めていたので、その部分で少しはチームに貢献できた自負はありますけど、結果としてもっと貢献したかったですね」(興梠)
 
 興梠は「今大会で出し切ったので、次のことは何も考えてない」とクールに話したが、DFとして悔しさにまみれた塩谷と藤春は、リベンジの想いを込めて今後のさらなる飛躍を誓っている。五輪で何を学び、何を自身の成長や日本のサッカーに還元するか。
 
「A代表のレギュラークラスになってほしい」
 手倉森監督のその想いが近い将来、現実のものとなっていることを切に願う。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)

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