【収穫その二】初のフル出場達成。神谷優太が柏木陽介とのマッチアップで掴んだ課題は――。
そんななか、この浦和戦は長谷川が懐の深さを生かしてボールを確実に収めることで、左ウイングバックの菊池大介や左のボランチの神谷優太の思い切った前への飛び出しを引き出し、左サイドのコンビネーションから敵陣をかき回す数が増えた。44分の大槻のゴールも、そういった一連の流れから決まったものだ。
長谷川も頷き、確かな手応えを掴んでいた。
「前半は相手の間合に上手く顔を出してボールを受け、前を向いてリズムを作れていた。それだけに2失点はもったいなかった。そういった得意なところを出して、これからはより結果にこだわっていきたい」
長谷川はそのように振り返っていた。
ただし、右足の内転筋を痛めたため53分と早い段階で交代している。その状態も気になるところではある。それでも、ボランチなど複数のポジションで起用されてきたなか、キャップは刻んでいないものの日本代表に選ばれた経験のある長谷川の“生きる場所”が見えてきたのは、大きな収穫と言えた。
ふたつ目に挙げられるのが、高卒ルーキーの神谷の目に見える台頭だ。長谷川、菊池と互いに高め合う相乗効果を発揮するように、この浦和戦では、ミスなくパスを散らしながら思い切ったプレーも披露。緻密さとダイナミックさを織り交ぜた“神谷らしさ”を感じさせた。
走りながらボールを受けてはさばいてテンポを作り出し、前半には左サイドの崩しからのこぼれ球に反応し、強烈なミドル弾を放った(惜しくも枠を捉え切れず)。試合には敗れたものの、リーグ戦プロ初のフル出場を果たしている。
「(ミドルを外したことについて)あのような決めるべきところで、決め切らないと成長していけない。むしろ反省点と言える。スタミナは問題なく、最後まで走り切れた。クサビのパスを入れたあとに、もう一度揺さぶってみても良かったと思う」
また、この日は日本代表での出場機会を増やす柏木陽介と何度かマッチアップを展開し、次のように感じたという。
「目標にしている選手。同じピッチに立てて嬉しいが、そこで勝たないと追い付いていけない。周りを見る判断など、落ち着いてプレーしているところは参考にしたい。実力的に、まだまだと痛感させられた」
そう語りながらも、神谷も自身の間合に持ち込んで、パスをさばく機会を何度か見せていた。
今後はより守備面で味方をサポートして守備から攻撃への切り替え役を担い、いかにしてフィニッシュに絡んでいくか。そのあたりがテーマとなってきそうだ。
長谷川も頷き、確かな手応えを掴んでいた。
「前半は相手の間合に上手く顔を出してボールを受け、前を向いてリズムを作れていた。それだけに2失点はもったいなかった。そういった得意なところを出して、これからはより結果にこだわっていきたい」
長谷川はそのように振り返っていた。
ただし、右足の内転筋を痛めたため53分と早い段階で交代している。その状態も気になるところではある。それでも、ボランチなど複数のポジションで起用されてきたなか、キャップは刻んでいないものの日本代表に選ばれた経験のある長谷川の“生きる場所”が見えてきたのは、大きな収穫と言えた。
ふたつ目に挙げられるのが、高卒ルーキーの神谷の目に見える台頭だ。長谷川、菊池と互いに高め合う相乗効果を発揮するように、この浦和戦では、ミスなくパスを散らしながら思い切ったプレーも披露。緻密さとダイナミックさを織り交ぜた“神谷らしさ”を感じさせた。
走りながらボールを受けてはさばいてテンポを作り出し、前半には左サイドの崩しからのこぼれ球に反応し、強烈なミドル弾を放った(惜しくも枠を捉え切れず)。試合には敗れたものの、リーグ戦プロ初のフル出場を果たしている。
「(ミドルを外したことについて)あのような決めるべきところで、決め切らないと成長していけない。むしろ反省点と言える。スタミナは問題なく、最後まで走り切れた。クサビのパスを入れたあとに、もう一度揺さぶってみても良かったと思う」
また、この日は日本代表での出場機会を増やす柏木陽介と何度かマッチアップを展開し、次のように感じたという。
「目標にしている選手。同じピッチに立てて嬉しいが、そこで勝たないと追い付いていけない。周りを見る判断など、落ち着いてプレーしているところは参考にしたい。実力的に、まだまだと痛感させられた」
そう語りながらも、神谷も自身の間合に持ち込んで、パスをさばく機会を何度か見せていた。
今後はより守備面で味方をサポートして守備から攻撃への切り替え役を担い、いかにしてフィニッシュに絡んでいくか。そのあたりがテーマとなってきそうだ。