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【リオ五輪】初戦2ゴールを演出した数少ない光明。「南野―大島」のホットラインを活用せよ

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年08月06日

「反省しつつ、自信を持つべきところは自信を持って臨みたい」(大島)

ナイジェリア戦では南野とのコンビでPKを誘発し、アシストも決めてみせた。攻撃の起点として、次戦にも大きな期待が寄せられる。写真:JMPA/小倉直樹

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 一方の大島も、チーム4点目の鈴木武蔵のゴールも演出し、計3得点に絡む活躍だった。しかし、「ボールを取った時に視野を変えたら、(インサイドハーフの)僚太くんと(原川)力はいつでもフリーになっていた」(南野)なかで、後方からのパスが精度を欠き、試合途中からナイジェリアの英雄ジョン・オビ・ミケルにマークされたこともあり、徐々にボールタッチの回数は減少。66分には藤春廣輝へのバックパスをミケルにかっさわられ、カウンターからダメ押しの5点目を許してしまった。
 
「点を取れたことは自信になりますけど、僕のバックパスをハルくん(藤春)のとこで取られて、そこから失点している。得点よりも失点に目を向けてやっていかないと失点は減らないと思うので、ナイジェリア戦の反省を次に生かさないといけない」
 
 早くも崖っぷちに立たされた手倉森ジャパンだが、2日後にはコロンビア戦が控えているため、気持ちを切り替えて前を向くしかない。大島が「良いリズム(間隔)で試合があるので、落ち込んでいる時間はないという話はロッカールームでありました。反省しつつ、自信を持つべきところは持ちたい」と話せば、南野も「逆にやるしかない。残り2試合に勝てないわけではないので、自分たちを信じてあとふたつ勝ってグループリーグ突破を決めたい」と呼応する。背番号18と背番号8のホットラインが、コロンビア戦で火を噴くことに期待したい。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)
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