アクセル・ヴィツェル
(MF/ゼニト/ベルギー代表)
生年月日:1989年1月12日(27歳)
現行契約満了:2017年6月
推定市場価格:2300万ユーロ
噂される主な移籍先:ユベントス、エバートン、ナポリ、インテル
ゼニトがエバートンからの3000万ユーロ(約36億円)のオファーを受諾したとの報道もある。しかし、本人の気持ちはユベントス行きで固まっているようで、望みを叶えるため契約が満了する来夏まで待つことも辞さない構えだ。
ユーベはポグバの穴を、このベルギー代表をアンカーに据え、クラウディオ・マルキージオ(現在は故障離脱中)をインサイドハーフに戻すことによって補おうと考えている。ただ、1800万ユーロ(約21億6000万円)という現時点のオファー額は、ゼニトを満足させるものではない。両クラブが妥協点を見出せるかが鍵だ。

主役候補5
ディミトリ・パイエ
(MF/ウェストハム/フランス代表)
生年月日:1987年3月29日(29歳)
現行契約満了:2021年6月
推定市場価格:2300万ユーロ
噂される主な移籍先:R・マドリー、マンチェスター・U、パリSG、インテル
EURO2016での大活躍を受けて、一躍メルカートで人気銘柄に。7月中旬にパイエ自身が「100%残る」と残留を宣言したとはいえ、言葉通りには受け取れない。29歳という年齢を考えれば、ステップアップの最後のチャンスかもしれず、魅力的なオファーが届けば断る理由はないだろう。
しかもウェストハムは、すでにソフィアン・フェグーリ(バレンシアから)とギョクハン・トレ(ベジクタシュから)を後釜に獲得し、いつでも交渉に応じる用意があるようだ。とくにR・マドリーはガレス・ベイルとC・ロナウドの有能なバックアッパーを探しており、一時期は「6000万ユーロの資金を準備」との報道も。彼らが本気で動けば、一気に話が進展するかもしれない。

主役候補6
ロメル・ルカク
(FW/エバートン/ベルギー代表)
生年月日:1993年5月13日(23歳)
現行契約満了:2019年6月
推定市場価格:4000万ユーロ
噂される主な移籍先:チェルシー、パリSG、A・マドリー
本人は「タイトルを狙えるクラブ」への移籍を切望。ただ、いまのところ各クラブから正式オファーはなく、6500万ポンド(約110億円)という高額な違約金も足枷になっている。今後大きな動きがあるとすれば、ジエゴ・コスタのA・マドリー復帰が実現した場合。チェルシーはその後釜候補としてルカクをリストアップしており、買い戻しの優先権も持っている。アントニオ・コンテ新監督からの高評価も後押しになる。