筆者はアメリカ戦のあと、ファイナルの会場地であるニューヨーク州ニューヨークに赴いているが、現地の最高気温は27度、最低気温は17度と、オークランドやコロンバスより、はるかに暑い。もちろん湿度は日本ほどではないが、6~7月は30度超えが当たり前だという。
東海岸のペンシルベニア州フィラデルフィア、マサチューセッツ州ボストンはニューヨークと似たような感じだろうが、南部のフロリダ州マイアミは酷暑に見舞われるだろうし、メキシコは高地だ。
さらに言うと、比較的コンパクトにまとまっているカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーやワシントン州シアトルのようなところと、大都市で騒がしいニューヨークでは街の雰囲気もまるで違う。周辺環境も選手たちのメンタル面やコンディションに影響するのは間違いない。
事前準備が非常に大切になってくる
今回の2試合を終え、森保一監督はキャンプ地視察でアメリカ国内を回っているというが、より多くの会場地も見て回り、感覚を掴んだうえで、対処法を模索してほしい。2026年の3月に予定されている遠征でも、アメリカで試合をしてもらいたいくらいだが、そのシリーズは欧州遠征が濃厚。選手たちが次にアメリカでプレーするのは、直前合宿までお預けになる。だからこそ、指揮官らスタッフの事前準備が非常に大切になってくる。
2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会よりも広大な3か国で日本代表は最大8試合を戦い抜き、ファイナルまで勝ち上がろうとしているのだから、過去にないほど高いハードルになるのは間違いない。プレー面で対戦相手を上回るのはもちろんのこと、多種多様な環境でも力を発揮できるようにすることを、より重要視すべきだ。
選手たちもアメリカ・カナダ・メキシコの3か国のことを学び、最高のパフォーマンスを出す術を率先して考えるくらいの前向きな姿勢で、残り9か月間を過ごしてもらいたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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