興梠の1トップが濃厚。浅野はスーパーサブか。
大島僚太が発熱と下痢から復帰したばかりで欠場濃厚なボランチは、不動のキャプテン遠藤と原川が名を連ねる。いかに中盤でブラジルの攻撃の芽を摘むかは、日本が好結果を掴むうえで必要不可欠。ゲームメーカータイプの原川にも、守備での貢献が求められる。
2列目は「10番」の中島がトップ下を務め、南野と矢島がサイドを固める。ミニゲームで矢島が1タッチプレーを織り交ぜながら右サイドを駆け上がり、チャンスを作りかけた場面は、日本が“目指すべき形”のひとつ。CFの興梠に収めることに固執せず、2列目は裏を狙ってどんどん飛び込んでいきたい。
最後に1トップは、オーバーエイジの興梠だ。セルジッペ戦でチーム初得点を挙げたストライカーは、久保裕也の派遣拒否問題もあった前線の基準点として日に日に重要度が増している。手倉森監督は、スピードのある浅野を流れを変える“ジョーカー”として残しておきたい意図もあるのだろう。興梠は「一番大事なのはナイジェリア戦。オーバーエイジが入ってまだ日も浅いので、(ブラジル戦は)良い意味で課題がいっぱい見つかればいい」と位置付ける。
8月4日のナイジェリア戦を前に、アピールに成功するのは誰か。ブラジルとの一戦で自信を得て本番に挑むためにも、勝利という結果を残したい。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)
2列目は「10番」の中島がトップ下を務め、南野と矢島がサイドを固める。ミニゲームで矢島が1タッチプレーを織り交ぜながら右サイドを駆け上がり、チャンスを作りかけた場面は、日本が“目指すべき形”のひとつ。CFの興梠に収めることに固執せず、2列目は裏を狙ってどんどん飛び込んでいきたい。
最後に1トップは、オーバーエイジの興梠だ。セルジッペ戦でチーム初得点を挙げたストライカーは、久保裕也の派遣拒否問題もあった前線の基準点として日に日に重要度が増している。手倉森監督は、スピードのある浅野を流れを変える“ジョーカー”として残しておきたい意図もあるのだろう。興梠は「一番大事なのはナイジェリア戦。オーバーエイジが入ってまだ日も浅いので、(ブラジル戦は)良い意味で課題がいっぱい見つかればいい」と位置付ける。
8月4日のナイジェリア戦を前に、アピールに成功するのは誰か。ブラジルとの一戦で自信を得て本番に挑むためにも、勝利という結果を残したい。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)

7月28日発売号のサッカーダイジェストの特集は、出場16か国の選手名鑑付きリオ五輪開幕直前ガイド。キャプテンの遠藤航選手、オーバーエージで参戦の塩谷司選手のインタビューに加えて、手倉森誠監督のインタビューから「メダル獲得への7大ポイント」を探ります。クラブダイジェストでは第1ステージの王者・鹿島アントラーズを取り上げ、さらにJ1&J2の補強動向、名古屋のハ・デソン選手のインタビューも掲載とボリューム満点の内容になっています。