ひとりのスタッフの招聘がチームを大きく変える
そのなかで、全国大会に継続して出場しながら優勝は遠く、結果を残せない。
「本当に勝つというところに目を向けたら、全然勝てない要素があった。そういう大会の挑み方をしていたと思う」(有村監督)
巧いけど勝てない――。そうした流れを変えるべく、有村監督は19年にフィジカルの強化に乗り出す。東輝明氏の招聘だった。
ふたりは旧知の仲で、東氏が1歳上で小学校時代からの付き合い。なんでも言い合える間柄だったのもプラスに働き、チームの強化に大きな影響を与えた。
選手を大きく変えたのは、東氏のトレーニング。14年度にインターハイで東福岡の日本一に貢献、退任後はザスパクサツ群馬や鹿児島ユナイテッドでフィジカルコーチを歴任した東氏は、まさに身体作りのスペシャリストだ。選手の肉体強化は進み、FW福田師王(ボルシアMG)は尻周りの筋肉を強化したことで競り負けるシーンが減り、ほかの多くの選手もその効果を実感した。
福田が卒業した23年度から、フィジカル系のトレーニングをより強化させると、選手の体重は平均で5キロほどアップしたという。東氏は高等部と並行して中等部の指導にも携わり、中高6年計画で選手の肉体を段階的にバージョンアップさせていった。
「本当に勝つというところに目を向けたら、全然勝てない要素があった。そういう大会の挑み方をしていたと思う」(有村監督)
巧いけど勝てない――。そうした流れを変えるべく、有村監督は19年にフィジカルの強化に乗り出す。東輝明氏の招聘だった。
ふたりは旧知の仲で、東氏が1歳上で小学校時代からの付き合い。なんでも言い合える間柄だったのもプラスに働き、チームの強化に大きな影響を与えた。
選手を大きく変えたのは、東氏のトレーニング。14年度にインターハイで東福岡の日本一に貢献、退任後はザスパクサツ群馬や鹿児島ユナイテッドでフィジカルコーチを歴任した東氏は、まさに身体作りのスペシャリストだ。選手の肉体強化は進み、FW福田師王(ボルシアMG)は尻周りの筋肉を強化したことで競り負けるシーンが減り、ほかの多くの選手もその効果を実感した。
福田が卒業した23年度から、フィジカル系のトレーニングをより強化させると、選手の体重は平均で5キロほどアップしたという。東氏は高等部と並行して中等部の指導にも携わり、中高6年計画で選手の肉体を段階的にバージョンアップさせていった。
技術にパワーが備わったチームは、昨夏に初めて全国大会で決勝の舞台に進み、FW名和田我空(ガンバ大阪)らを擁してインターハイで準優勝。迎えた今季は積み上げがさらに実を結び、初めて日本一を達成した。
今回の最上級生は、3年間関わった初めての世代でもある。手応えは今まで以上あった。
「丸3年をかけて筋力トレーニングとかもしっかりやってきたメンバー。去年もそうですが、今年の選手は今までとはちょっと違う身体付きだと思う。食事に関してもかなり言っている」(東氏)
足もとの技術に定評があるCB中野陽斗(3年)が、頑丈な下半身を活かして当たり負けせず、今季台頭したDF竹野楓太(2年)も中学3年次から体重が10キロもアップ。そうした選手のパワーアップが優勝につながった。有村監督も東氏が行なうトレーニングの成果を感じている。
「下半身が大きくなった。特に尻が鍛えられて、戦えるようになった。パワー負けはしなくなったと思う。巧さはあるなか、パワーで押し切られることが多かったけど、それもなくなった」
苦節12年。有村監督が率いるチームはたくましくなり、巧くて強い集団となった。
「今は外部から多くのスタッフも呼べて、戦う準備が整った。だから勝負ができている。スタッフの充実は本当にありがたい」とは有村監督の言葉。選手の成長の裏にあったコーチ陣の努力もまた、神村学園の優勝を支える原動力だった。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「丸3年をかけて筋力トレーニングとかもしっかりやってきたメンバー。去年もそうですが、今年の選手は今までとはちょっと違う身体付きだと思う。食事に関してもかなり言っている」(東氏)
足もとの技術に定評があるCB中野陽斗(3年)が、頑丈な下半身を活かして当たり負けせず、今季台頭したDF竹野楓太(2年)も中学3年次から体重が10キロもアップ。そうした選手のパワーアップが優勝につながった。有村監督も東氏が行なうトレーニングの成果を感じている。
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