• トップ
  • ニュース一覧
  • 「どうしよう...」不安だらけだった2025年の幕開け。それでも佐々木旭が、川崎が過酷なACLEで輝けた理由

「どうしよう...」不安だらけだった2025年の幕開け。それでも佐々木旭が、川崎が過酷なACLEで輝けた理由

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年08月02日

ライバルたちの姿に

アル・アハリらアジアの強豪とも対戦。貴重な経験を積んだ。(C)KAWASAKI FRONTALE

画像を見る

 サウジアラビアのテレビには衝撃的な映像が流れていた。

 準々決勝の4試合のなかで、川崎とアル・サッド(カタール)のゲームは最後に組まれていた。一方で東地区で鎬を削ってきたライバルたちは次々と、資金力に秀でた西地区のチームに敗れていった。

光州FC(韓国) 0-7 アル・ヒラル(サウジアラビア)
ブリーラム(タイ) 0-3 アル・アハリ(サウジアラビア)
横浜(日本) 1-4 アル・ナスル(サウジアラビア)

「サウジに早めに入って、他のチームの試合も観ていましたが、いやこれは...という印象でした。光州もブリーラムもマリノスもみんな負けてしまいましたから。正直『大丈夫かこれと...』。まずはどうやってボール取ろうか、というところからのスタートでした。マリノスの試合を見ていても、(アル・ナスルのサディオ・)マネらの個人技は凄かったですから」
 それでも積み重ねてきた自信が大舞台にもつながったと言えるのだろう。

「絶対に勝つという想いでピッチに入ると、意外とやれるという感覚だったんです。しかも(準々決勝の)アル・サッド戦で前半にエリソンが奪った先制点が本当に勇気になりました。逆にあの1点を先に取られていたら厳しかったと思います。でも、やれるんだって、チーム全体に伝わった感覚でした。

 例えば、誰かが最初のプレーで相手ひとりを剥がしたり、縦パスを刺したり、ターンしてシュートを打ったりすると、やれるぞという雰囲気になる。天皇杯でもあるじゃないですか。相手にやれるぞって思わせてしまうと、勢いを持って来られてしまう場面が」

 流れに乗った川崎は延長戦の末、3-2でアル・サッドを下し、準決勝ではクリスティアーノ・ロナウドらを擁するアル・ナスルと対戦。途中出場となった佐々木は最終盤にチームを救うクリアを見せるなど3-2での勝利に貢献し、決勝への切符を掴んでみせた。

(第3回に続く)

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【第1回】悩み、苦しんだ大卒1年目からの逞しき進化。川崎DF佐々木旭がACLE準優勝に辿り着くまでに歩んだ感慨深い道

【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!

【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
 
【関連記事】
悩み、苦しんだ大卒1年目からの逞しき進化。川崎DF佐々木旭がACLE準優勝に辿り着くまでに歩んだ感慨深い道
【画像】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブのチアリーダーを一挙紹介!
【画像】編集部が厳選!Jクラブの歴代「名ユニフォーム」を大公開!
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
「喜びが奪われた」中田英寿が語る電撃引退の理由。現在の森保ジャパンをどう見ている?「今の日本代表は強力。次のW杯で…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年8月号
    7月10日(木)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    悲願のJ1復帰へ
    ベガルタ仙台2025
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年8月7日号
    7月17日発売
    名門リバプール「完全ガイド」 詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ