練習試合では結果が出ず
川崎で欠かせない存在となっているDF佐々木旭。大きく貢献したACLエリート(ACLE)の準優勝や、ここまでの手応えなどを語ってもらうインタビューシリーズである。
(第2回/全3回)
――◆――◆――
「かなり不安でした」
今季のプレシーズンを佐々木旭は苦笑いを浮かべながら振り返る。
8シーズン指揮を執った鬼木達監督からバトンを受けた長谷部茂利監督の下で臨んだ2025年。しかし、キャンプ中の練習試合ではチームとしてなかなか結果を残せなかった。
「キャンプでなかなか勝てず、点も取れず、逆に失点はしていて、どうしよう...と不安を感じていました。でもシーズンが始まってみれば(公式戦初戦のACLEの)浦項戦、(リーグ開幕戦の)名古屋戦で上手くいき過ぎるくらいに勝てた。上手くいった理由を整理し切れない部分はありましたが、浦項戦と名古屋戦は、ブロックを敷く守備がハマり、後半に畳みかけて点を取る戦い方を2試合続けてできたので、すごい自信になりました」
川崎と言えば攻撃面をクローズアップされることが多いが、今季は組織立った守備が光る。特に右から佐々木旭、丸山祐市、高井幸大、三浦颯太で組んだ4バックは盤石であった。
(第2回/全3回)
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「かなり不安でした」
今季のプレシーズンを佐々木旭は苦笑いを浮かべながら振り返る。
8シーズン指揮を執った鬼木達監督からバトンを受けた長谷部茂利監督の下で臨んだ2025年。しかし、キャンプ中の練習試合ではチームとしてなかなか結果を残せなかった。
「キャンプでなかなか勝てず、点も取れず、逆に失点はしていて、どうしよう...と不安を感じていました。でもシーズンが始まってみれば(公式戦初戦のACLEの)浦項戦、(リーグ開幕戦の)名古屋戦で上手くいき過ぎるくらいに勝てた。上手くいった理由を整理し切れない部分はありましたが、浦項戦と名古屋戦は、ブロックを敷く守備がハマり、後半に畳みかけて点を取る戦い方を2試合続けてできたので、すごい自信になりました」
川崎と言えば攻撃面をクローズアップされることが多いが、今季は組織立った守備が光る。特に右から佐々木旭、丸山祐市、高井幸大、三浦颯太で組んだ4バックは盤石であった。
「当初は本当はもっとボールを握り倒して勝ちたいっていう想いもありました。でも、ブロックを作って相手が入ってきたところでボール奪う戦い方が、浦項戦をはじめハマり、チームとして自信になりました。
それに今はボールを握れるようになりましたし、川崎ってやっぱりボールを握りたい人が多いじゃないですか。でも技術がある人たちが、これくらい守備で頑張ったら勝つ確率を上げられる。守備面をまずしっかりやって、そしてビルドアップを含めてボールも握れるようになってきた。どちらも一気にじゃなく、順番でひとつずつ登ってきている印象です」
ACLEとリーグを並行して戦ったことで過密日程に悩まされてきた川崎だが、長谷部フロンターレは、安定した守備をベースに確実に勝点を積み、ACLEの準々決勝以降が集中開催されるサウジアラビアへの切符も手にした。移動はJリーグが用意してくれたチャーター機。アジアの頂点へ挑める高揚感も相まって、佐々木らはテンション高く戦いの舞台へと向かった。
それに今はボールを握れるようになりましたし、川崎ってやっぱりボールを握りたい人が多いじゃないですか。でも技術がある人たちが、これくらい守備で頑張ったら勝つ確率を上げられる。守備面をまずしっかりやって、そしてビルドアップを含めてボールも握れるようになってきた。どちらも一気にじゃなく、順番でひとつずつ登ってきている印象です」
ACLEとリーグを並行して戦ったことで過密日程に悩まされてきた川崎だが、長谷部フロンターレは、安定した守備をベースに確実に勝点を積み、ACLEの準々決勝以降が集中開催されるサウジアラビアへの切符も手にした。移動はJリーグが用意してくれたチャーター機。アジアの頂点へ挑める高揚感も相まって、佐々木らはテンション高く戦いの舞台へと向かった。