• トップ
  • ニュース一覧
  • 「どうしよう...」不安だらけだった2025年の幕開け。それでも佐々木旭が、川崎が過酷なACLEで輝けた理由

「どうしよう...」不安だらけだった2025年の幕開け。それでも佐々木旭が、川崎が過酷なACLEで輝けた理由

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2025年08月02日

練習試合では結果が出ず

不安があったという2025年の開幕当初。しかし、蓋を開けてみればしっかりと結果を残せた。(C)Getty Images

画像を見る

 川崎で欠かせない存在となっているDF佐々木旭。大きく貢献したACLエリート(ACLE)の準優勝や、ここまでの手応えなどを語ってもらうインタビューシリーズである。

(第2回/全3回)

――◆――◆――

「かなり不安でした」

 今季のプレシーズンを佐々木旭は苦笑いを浮かべながら振り返る。

 8シーズン指揮を執った鬼木達監督からバトンを受けた長谷部茂利監督の下で臨んだ2025年。しかし、キャンプ中の練習試合ではチームとしてなかなか結果を残せなかった。

「キャンプでなかなか勝てず、点も取れず、逆に失点はしていて、どうしよう...と不安を感じていました。でもシーズンが始まってみれば(公式戦初戦のACLEの)浦項戦、(リーグ開幕戦の)名古屋戦で上手くいき過ぎるくらいに勝てた。上手くいった理由を整理し切れない部分はありましたが、浦項戦と名古屋戦は、ブロックを敷く守備がハマり、後半に畳みかけて点を取る戦い方を2試合続けてできたので、すごい自信になりました」

 川崎と言えば攻撃面をクローズアップされることが多いが、今季は組織立った守備が光る。特に右から佐々木旭、丸山祐市、高井幸大、三浦颯太で組んだ4バックは盤石であった。
「当初は本当はもっとボールを握り倒して勝ちたいっていう想いもありました。でも、ブロックを作って相手が入ってきたところでボール奪う戦い方が、浦項戦をはじめハマり、チームとして自信になりました。

 それに今はボールを握れるようになりましたし、川崎ってやっぱりボールを握りたい人が多いじゃないですか。でも技術がある人たちが、これくらい守備で頑張ったら勝つ確率を上げられる。守備面をまずしっかりやって、そしてビルドアップを含めてボールも握れるようになってきた。どちらも一気にじゃなく、順番でひとつずつ登ってきている印象です」

 ACLEとリーグを並行して戦ったことで過密日程に悩まされてきた川崎だが、長谷部フロンターレは、安定した守備をベースに確実に勝点を積み、ACLEの準々決勝以降が集中開催されるサウジアラビアへの切符も手にした。移動はJリーグが用意してくれたチャーター機。アジアの頂点へ挑める高揚感も相まって、佐々木らはテンション高く戦いの舞台へと向かった。
【関連記事】
悩み、苦しんだ大卒1年目からの逞しき進化。川崎DF佐々木旭がACLE準優勝に辿り着くまでに歩んだ感慨深い道
【画像】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブのチアリーダーを一挙紹介!
【画像】編集部が厳選!Jクラブの歴代「名ユニフォーム」を大公開!
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
「喜びが奪われた」中田英寿が語る電撃引退の理由。現在の森保ジャパンをどう見ている?「今の日本代表は強力。次のW杯で…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年8月号
    7月10日(木)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    悲願のJ1復帰へ
    ベガルタ仙台2025
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年8月7日号
    7月17日発売
    名門リバプール「完全ガイド」 詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ