気になるのは“代行”という立場。
迎えた2016年、シーズン前のちばぎんカップでは柏に3-0と快勝し、徳島との開幕戦はロスタイムの2発で逆転勝ち。“新生千葉”は上々のスタートを切ったかに思えた。だが、大幅な選手の入れ替えにより戦いは安定せず、20節の北九州戦から約3年ぶりの3連敗を喫すると、5-4-1への布陣変更で一時は持ち直したかに見えたが、前述の清水戦での逆転負けでクラブは決断を下した。
前田社長は清水戦後に関塚監督に通達をしたという。高橋GMを含め、両者はその時の想いを次のように語る。
「今年は実質3年目のシーズンで、結果を残すためにチーム編成を大幅に組み替えました。ただ、リーグ戦折り返しを過ぎたなかで、我々が目指すJ1昇格へ、プレーオフ圏内に入っていかなくてはいけない時にもう一段階ギアを上げたかった。星としてはかなり厳しいですが、しっかりプレーオフ圏内に入るために指導体制を一新する判断に至りました」(前田社長)
「元々勝点とチームの状況は定期的にチェックしており、クラブとして目標を達成するためにこのタイミングがギリギリだと思い、判断させていただきました。清水戦がああいう負け方をしたから突発的に決断したわけではなく、チームの状況、勝点を追っていたなかで、清水戦の後に決断を下した形です」(高橋GM)
ただ、ここで疑問に残るのが、長谷部コーチの昇格に当たって新監督ではなく“監督代行”という言葉が使われていることだ。この背景には、関塚監督との契約上の問題があるという。
「関塚氏に関してはまだ契約が残っています。ただ、監督の職は解任いたしましたので、残された今シーズンはまずは長谷部監督に指揮を執ってもらう意味で“代行”とさせていただきました」(前田社長)
要するに現在も関塚監督との契約は続いており、今後の処遇などを含めて正式な契約解除には至っていないというのだ。長谷部監督代行には「理解してもらっている」(前田社長)と話すが、この交代劇が吉と出るのかは大きな疑問が残る。
高橋GMは「(長谷部監督代行の手腕を)良いかどうかをクラブとして判断しなくてはいけない。今年の結果次第では来季も監督をお願いする可能性もありますが、そうじゃない場合は新しい監督をリストアップして代えますという話はしています。リリーフというわけではなく、ベストな選択をしたと思っています」と語るが、ここから上昇曲線を描いていけるのか……。
前田社長は清水戦後に関塚監督に通達をしたという。高橋GMを含め、両者はその時の想いを次のように語る。
「今年は実質3年目のシーズンで、結果を残すためにチーム編成を大幅に組み替えました。ただ、リーグ戦折り返しを過ぎたなかで、我々が目指すJ1昇格へ、プレーオフ圏内に入っていかなくてはいけない時にもう一段階ギアを上げたかった。星としてはかなり厳しいですが、しっかりプレーオフ圏内に入るために指導体制を一新する判断に至りました」(前田社長)
「元々勝点とチームの状況は定期的にチェックしており、クラブとして目標を達成するためにこのタイミングがギリギリだと思い、判断させていただきました。清水戦がああいう負け方をしたから突発的に決断したわけではなく、チームの状況、勝点を追っていたなかで、清水戦の後に決断を下した形です」(高橋GM)
ただ、ここで疑問に残るのが、長谷部コーチの昇格に当たって新監督ではなく“監督代行”という言葉が使われていることだ。この背景には、関塚監督との契約上の問題があるという。
「関塚氏に関してはまだ契約が残っています。ただ、監督の職は解任いたしましたので、残された今シーズンはまずは長谷部監督に指揮を執ってもらう意味で“代行”とさせていただきました」(前田社長)
要するに現在も関塚監督との契約は続いており、今後の処遇などを含めて正式な契約解除には至っていないというのだ。長谷部監督代行には「理解してもらっている」(前田社長)と話すが、この交代劇が吉と出るのかは大きな疑問が残る。
高橋GMは「(長谷部監督代行の手腕を)良いかどうかをクラブとして判断しなくてはいけない。今年の結果次第では来季も監督をお願いする可能性もありますが、そうじゃない場合は新しい監督をリストアップして代えますという話はしています。リリーフというわけではなく、ベストな選択をしたと思っています」と語るが、ここから上昇曲線を描いていけるのか……。