26歳にしてようやく日の丸を背負い、E-1連覇に貢献した男の成長曲線は凄まじい。まだまだ粗削りではあるが、ポテンシャルの高さを森保一監督も再認識したはず。1年後の2026年北中米ワールドカップへの道もかすかに見えてきたのではないか。
「自分の意識は変わりましたし、国際舞台の難しさも痛感しました。相手は一瞬の隙を突いてきますし、Jリーグにはない違ったクオリティを目の当たりにした。国際経験をもっと積みたいという思いも強まりました」
本人は目を輝かせたが、すでに複数クラブから引き合いが来ていると噂されており、今夏の海外移籍もないとは言い切れない状況だ。ここからの1年間で成長曲線をさらに引き上げることができれば、ひょっとするかもしれない...。そんな感触を残したのも事実である。
森保ジャパンの主軸DF陣の状況に目を向ければ、冨安健洋は長期離脱中で新天地が決まっておらず、伊藤洋輝(バイエルン)も復帰が11月以降にズレ込むと言われている。谷口彰悟(シント=トロイデン)も今後のパフォーマンスが気になるところだし、町田浩樹(ホッフェンハイム)や高井幸大(トッテナム)は新たな環境でコンスタントに出番を得られるか未知数だ。
「国際経験をもっと積みたい」
となれば、屈強な外国人選手を相手に高さと強さで渡り合える違った人材が求められるはず。安藤はその枠に滑り込める可能性を示したと言っていい。
「自分はまだまだレベルアップしていかなきゃいけないところも多いし、逆に通用したところもある。この大会を経験だけに終わらせずに、アビスパに持ち帰ってレベルアップできるように自己分析だったり、そういうこともやっていきたいと思います」とJ3から這い上がってきた男は慎重なスタンスを崩さない。
加えて、長友佑都(FC東京)、相馬勇紀(町田)らW杯・海外経験者らとの共闘によって、新たな野望を抱いたのは間違いない。
9月以降の代表活動で、遅咲きの大型DFはコアメンバーの一角に名を連ねるのか。今後の身の振り方を含め、安藤の動向を興味深く注視していきたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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「自分はまだまだレベルアップしていかなきゃいけないところも多いし、逆に通用したところもある。この大会を経験だけに終わらせずに、アビスパに持ち帰ってレベルアップできるように自己分析だったり、そういうこともやっていきたいと思います」とJ3から這い上がってきた男は慎重なスタンスを崩さない。
加えて、長友佑都(FC東京)、相馬勇紀(町田)らW杯・海外経験者らとの共闘によって、新たな野望を抱いたのは間違いない。
9月以降の代表活動で、遅咲きの大型DFはコアメンバーの一角に名を連ねるのか。今後の身の振り方を含め、安藤の動向を興味深く注視していきたいものである。
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