【神戸】復帰戦は、まさかの逆転負け。リオ五輪代表の岩波を襲った悲劇と収穫とは?

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年07月14日

球際の競り合いで感じた完全復活への手応え。

先制ゴールに岩波も喜びを示す。チームのパフォーマンスも後半途中までは良かった。写真:徳原隆元

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 約1か月半ぶりの実戦復帰には、やはり不安があったという。だが、だからこそ自分のプレーを出し切ることに専念した。意識したのは対人プレーで負けないことだったという。
 
「(対人の強さは)復帰と同時に見せなくてはいけないところでした。もう少し相手を遅らせる守り方もできましたが、自分はやっぱり行く姿勢を見せなくてはいけないと試合前から思っていました。ファウルになったシーンもありましたが、ガツガツ行くことによって自分を勢いを乗せたかったし、それは上手くいったかなと感じています」

 序盤から横浜のカイケ、富樫の2トップに激しくぶつかり、自由を奪うと、ボールを回収して素早く味方につなぐ。ネルシーニョ監督が「前半から後半の途中までは復帰した1戦目としては安定していたと思います」と評したように、最終ラインからチームを支えた。
 
 今回、無事に復帰を果たしたが、リオ五輪代表として7月末にブラジルに飛び立つ前に、次戦の湘南戦が最後のゲームとなる。
 
 目指してきた大舞台への想いを訊かれると、「もう1試合あるのでそれをしっかりやってから考えたい」と答える。次節で狙うは自身のさらなるパフォーマンスアップと、無失点での勝利だ。そして思い残すことなくブラジルへ――。一時は負傷でメンバー落ちの不安にも苛まれたCBが、勝負の地で躍動するために着々と準備を進めている。
 
 湘南戦ではチームにどんな置き土産を残してくれるのか。その一挙手一投足には注目したい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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