完調ではないものの、決定的な仕事を果たしたC・ロナウド。
MF
13 ダニーロ・ペレイラ 5
出場停止のW・カルバリョに代わり、グループリーグの初戦以来となる先発出場を果たした守備的MF。中盤の底でリスク管理を任されながら、ピンチの芽を摘み取る仕事は少なく、フィルターとしても存在感は希薄だった。78分には高い位置でのボール奪取から惜しいシュートを放つも、持ち前の高さと強さを発揮する機会は限られた。
16 レナト・サンチェス 5.5(74分OUT)
クロアチア戦、ポーランド戦に続く、3試合連続のマン・オブ・ザ・マッチ選出が懸かっていたが、前半は逆襲から右サイドをぐいぐいと持ち上がった26分が最大の見せ場。後半に入ってもパスミスが目立ち、強引な仕掛けの果てのボールロストも。この日の出来には、誰よりも本人が満足していないだろう。
23 アドリエン・シウバ 6(79分OUT)
決勝トーナメントに入ってからは3戦連続の先発起用。期待された攻撃では、44分に供給した好クロスを除けば決定的な働きが少なく、むしろ2列目の中央で特にアレンを警戒した守備面での貢献の方が印象深い。
10 ジョアン・マリオ 6.5
C・ロナウドのような見栄えのする大仕事をやってのけたわけではないとはいえ、組み立てから崩しの局面にはコンスタントに関わった。一定の評価には値する。
FW
17 ナニ 7(86分OUT)
チャンスに直結していたわけではないが、前半は中央でポストになり、サイドに流れてクロスを入れ、敵の守備者を巻き込む潰れ役にも。ポルトガルが先制した3分後には、自陣で攻撃の起点となると、そのまま敵のペナルティーエリアに攻め上がり、ワンタッチで追加点を押し込んだ。65分には無回転のミドルでも敵のGKを脅かす。
☆MAN OF THE MATCH
7 クリスチアーノ・ロナウド 7
フィールドプレーヤーでは唯一、全6試合に先発フル出場。気合十二分のこの日は立ち上がりからボールによく絡み、効率的ではなかったとはいえ、結果も出した。まずは50分、ショートコーナーからのクロスを打点の高い豪快なヘッドで叩き込み、貴重な先制ゴールで面目躍如。その3分後には、おそらくはシュートを狙ったキックがナニへのラストパスとなり、偶発的ながら追加点にも絡んだ。
交代出場
MF
15 アンドレ・ゴメス ―(74分IN)
ポーランド戦はコンディション不良で欠場を余儀なくされ、2試合ぶりに途中出場で復帰。86分には左サイドを破り、C・ロナウドがGKと1対1になりかけるシーンをお膳立てしたとはいえ、復調具合を見極められるほどの時間はなかった。
MF
8 ジョアン・モウチーニョ ―(79分IN)
アドリエンにポジションを奪われる格好となり、準決勝も途中出場。新世代の台頭は明らかで、決勝でも出番が回ってくるか、微妙なところか。
FW
20 リカルド・カレスマ ―(86分IN)
ピッチに降り立ったのは勝負が決した終盤。エネルギッシュかつキレのある動きは確認できた。
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文:手嶋 真彦
13 ダニーロ・ペレイラ 5
出場停止のW・カルバリョに代わり、グループリーグの初戦以来となる先発出場を果たした守備的MF。中盤の底でリスク管理を任されながら、ピンチの芽を摘み取る仕事は少なく、フィルターとしても存在感は希薄だった。78分には高い位置でのボール奪取から惜しいシュートを放つも、持ち前の高さと強さを発揮する機会は限られた。
16 レナト・サンチェス 5.5(74分OUT)
クロアチア戦、ポーランド戦に続く、3試合連続のマン・オブ・ザ・マッチ選出が懸かっていたが、前半は逆襲から右サイドをぐいぐいと持ち上がった26分が最大の見せ場。後半に入ってもパスミスが目立ち、強引な仕掛けの果てのボールロストも。この日の出来には、誰よりも本人が満足していないだろう。
23 アドリエン・シウバ 6(79分OUT)
決勝トーナメントに入ってからは3戦連続の先発起用。期待された攻撃では、44分に供給した好クロスを除けば決定的な働きが少なく、むしろ2列目の中央で特にアレンを警戒した守備面での貢献の方が印象深い。
10 ジョアン・マリオ 6.5
C・ロナウドのような見栄えのする大仕事をやってのけたわけではないとはいえ、組み立てから崩しの局面にはコンスタントに関わった。一定の評価には値する。
FW
17 ナニ 7(86分OUT)
チャンスに直結していたわけではないが、前半は中央でポストになり、サイドに流れてクロスを入れ、敵の守備者を巻き込む潰れ役にも。ポルトガルが先制した3分後には、自陣で攻撃の起点となると、そのまま敵のペナルティーエリアに攻め上がり、ワンタッチで追加点を押し込んだ。65分には無回転のミドルでも敵のGKを脅かす。
☆MAN OF THE MATCH
7 クリスチアーノ・ロナウド 7
フィールドプレーヤーでは唯一、全6試合に先発フル出場。気合十二分のこの日は立ち上がりからボールによく絡み、効率的ではなかったとはいえ、結果も出した。まずは50分、ショートコーナーからのクロスを打点の高い豪快なヘッドで叩き込み、貴重な先制ゴールで面目躍如。その3分後には、おそらくはシュートを狙ったキックがナニへのラストパスとなり、偶発的ながら追加点にも絡んだ。
交代出場
MF
15 アンドレ・ゴメス ―(74分IN)
ポーランド戦はコンディション不良で欠場を余儀なくされ、2試合ぶりに途中出場で復帰。86分には左サイドを破り、C・ロナウドがGKと1対1になりかけるシーンをお膳立てしたとはいえ、復調具合を見極められるほどの時間はなかった。
MF
8 ジョアン・モウチーニョ ―(79分IN)
アドリエンにポジションを奪われる格好となり、準決勝も途中出場。新世代の台頭は明らかで、決勝でも出番が回ってくるか、微妙なところか。
FW
20 リカルド・カレスマ ―(86分IN)
ピッチに降り立ったのは勝負が決した終盤。エネルギッシュかつキレのある動きは確認できた。
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文:手嶋 真彦