「オリンピックでプレーするイメージも自分のなかでは持っている」

1得点・1アシストも「満足できるものではなかった」U-23南アフリカ代表とのゲーム。プレーするイメージを持っているオリンピックでは、きっと周囲を驚かせてくれるはずだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
「相手DFの後ろに隠れながらプレスに行ったので、パスの出し手から自分は見えていなかったと思う。そのままシュートまでいきたかったんですけど、ひとつ目ふたつ目のタッチが良くなかったので。
(中島)翔哉だけでなく、後ろから(矢島)慎也くんが走り込んできているのも見えていて、選択肢がふたつあるなかで(中島へのクロスを選択して)しっかり合わせられたのは良かったし、決めてくれた翔哉に感謝したい」
ドリブルを仕掛けるスペースも時間もあったなかで、ルックアップして状況を把握。リオ五輪のメンバー発表会見前最後の試合であることを考えれば、自分でシュートに持ち込みたくなってもおかしくない場面だが、勝利のための最善の判断をできている証拠だ。
「今日がアピールできる最後の試合でしたけど、今までも危機感を持って取り組めていたので、あとは手倉森監督に委ねるだけ。メンバーに入りたいと思っているし、オリンピックでプレーするイメージも自分のなかでは持っている。
誰が選ばれたとしても、日本としてひとつのチームで戦うのは変わらないし、監督も何度か言っていましたが、『託される選手』と『託す選手』に分かれるだけ。発表まではドキドキがあるけど、どういう結果になっても悔いはない」
54分には、ややスライド気味なダイアゴナルランでペナルティエリアに侵入すると、亀川のクロスに反応してドフリーでシュートを放ったが、惜しくも枠を外した。しかし、この決定機逸があろうと、浅野当確の情勢は覆らないだろう。
選出された暁には、オーバーエイジの興梠慎三(浦和)、そして海外組の久保裕也(BSCヤングボーイズ)の壁を乗り越えなければならない。たとえ“ジョーカー”という立ち位置でも、身体と気持ちの臨戦態勢は崩さない。
それは、クラブや今までのU-23日本代表で役割を受け入れてきたからではない。「置かれた環境で、目の前のことに対して100パーセントで頑張ることを常々考えている」のが、浅野という選手だからだ。
サッカーへの飽くなき情熱と、ピッチ上で見せる冷静さ。そして、目に見える結果を残した試合後でも「満足できるものではなかった」と言い切る向上心の強さが、自身も代表チームも、さらなる高みへと導いて行く。
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

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