専用スタジアムの建設にも意欲
彼らを取り巻く環境を整えるのも、クラブトップの仕事の1つ。特にサッカー専用スタジアムの建設機運を高めることは、重要な課題と言っていい。
現在のホームである正田醤油スタジアム群馬は、1951年のオープンから半世紀以上もの時間が経過している。その間、2006年、2014年に改修工事が行なわれたが、専用ではない分、臨場感が乏しく、VIPルームなどの社交やビジネスに使える部屋も少ないというデメリットがある。
「僕はドイツやトルコでプレーしていたので、VIPルームにスポンサー・パートナー企業の関係者を招いたり、ランチミーティングをしているような文化を目の当たりにしてきました。だからこそ、専用スタジアムが欲しいですし、選手たちにもプレーしてほしいという思いが強い。お客さんにとってのエンタメという意味でも専用の方が価値が上がりますよね。もちろん来年、再来年というわけにはいきませんけど、ザスパ群馬の代表として活動していくなかで、専用スタジアムを作りたいという気持ちは強いですね」と、彼は偽らざる本音を吐露する。
現在のホームである正田醤油スタジアム群馬は、1951年のオープンから半世紀以上もの時間が経過している。その間、2006年、2014年に改修工事が行なわれたが、専用ではない分、臨場感が乏しく、VIPルームなどの社交やビジネスに使える部屋も少ないというデメリットがある。
「僕はドイツやトルコでプレーしていたので、VIPルームにスポンサー・パートナー企業の関係者を招いたり、ランチミーティングをしているような文化を目の当たりにしてきました。だからこそ、専用スタジアムが欲しいですし、選手たちにもプレーしてほしいという思いが強い。お客さんにとってのエンタメという意味でも専用の方が価値が上がりますよね。もちろん来年、再来年というわけにはいきませんけど、ザスパ群馬の代表として活動していくなかで、専用スタジアムを作りたいという気持ちは強いですね」と、彼は偽らざる本音を吐露する。
全国各地のJクラブを見ると、親会社ジャパネットたかたの力強いバックアップを受けて「長崎スタジアムシティ」というJR長崎駅前のモダンな複合型施設を昨年10月に作り上げたV・ファーレン長崎、広島財界や自治体の力を借りながら昨年2月から「エディオンピースウイングスタジアム広島」を本拠地にしているサンフレッチェ広島など、時代を先取りしているところもある。群馬もそういった動きが加速していけば理想的だ。
「先日、ヴィッセル神戸の千布勇気社長とお会いしましたけど、僕より1つ上で同じ30代なんです。他のクラブを見ても、最近は40代前半の社長が増えてきて、そのつながりもすごく重要だと感じます。スタジアムのことを含め、いろんな情報を収集するためにも、横のネットワーク作りには積極的に取り組んでいきたいですね。僕もまだこの仕事を始めたばかりなので、いろんなことを学びながら、前進していきたいと思っています」
こう語り、目を輝かせた細貝氏。現場から環境整備、スポンサー・パートナー営業までやるべきことは数多くあるが、転身後の混乱から脱しつつある今からが社長代行兼GMとしての本番だ。4月の株主総会で正式に社長となった後の彼の歩みを見守り続けていきたいものである。
取材・構成●元川悦子(フリーライター)
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【記事】遠藤保仁に「代わってもらっていいですか」と直訴。細貝萌が11年アジア杯韓国戦の勝ち越し弾を回想「積み重ねが大事」
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こう語り、目を輝かせた細貝氏。現場から環境整備、スポンサー・パートナー営業までやるべきことは数多くあるが、転身後の混乱から脱しつつある今からが社長代行兼GMとしての本番だ。4月の株主総会で正式に社長となった後の彼の歩みを見守り続けていきたいものである。
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