思うようにいかない環境・相手にこそ、サッカーIQが問われる。
そして52分、驚愕のプレーで日本の守備網は切り裂かれる。桂がGK谷晃生へバックパス。谷のキックが前向きのMFママドゥ・サマケにダイレクトに渡ると、そのままドリブルを開始。「相手のファーストタッチがでかかったので、奪いに行こうと思った」と福岡が反応して飛び込んだ瞬間、サマケは長い足を伸ばして、ワンタッチで福岡の股の間にボールを通すと、一気に加速して置き去りにした。
福岡の後ろには監物拓歩と菅原由勢のCB2枚がいたが、食いついてしまった2人をさらに置き去りにしてGKと1対1に。谷も前に出てボールに先に触ろうとするが、またしてもサマケの長い足が伸びて、ゴールに押し込まれてしまった。
「あのシーンは信じられなかった」と福岡が語るように、1人の選手に中央をいとも簡単にこじ開けられての失点は、チームに大きなショックを与えた。
直後の56分には、中央でMFシビリ・ケイタがボールを持つと、ワンツーからスピードに乗ってアタッキングエリアに侵入。それに対し、菅原が身体を寄せて、ケイタのシュートをブロックするが、前にこぼれたボールを桂とFWハジ・ドラメが競り合った瞬間、ケイタがさらに加速して、ボールがこぼれた瞬間を強烈に叩いた。ボールはゴール左隅に一直線に突き刺さり、またしても中央をこじ開けられる形で、逆転ゴールを許した。
結局、日本は後半、シュートを1本しか打たせてもらえず、1-2の敗戦。マリが日本に残したインパクトは、あまりにも強烈で、同時に自分たちの甘さを教えてくれた。
「マリはやはりU-17ワールドカップで準優勝するようなチームだった。ものすごい迫力で、あの足の長さとスピードを駆使して、ガンガンボールを奪いに来る。それに対して、普段は相手が引いて待ってくれていたり、じっくり判断する時間を与えてくれる。
でも、これだけ時間を与えてくれないなかで、ちょっと判断やコントロールをミスしたら、その瞬間に身体をぶつけられて、相手ボールになってしまう。だからこそのちょっとしたポジショニングやコントロールの質、パススピードも緩かったら足で搔さらわれるし、今日のように風が強ければ、ボールも食われる。
思うようにいかない環境、相手にこそ、サッカーIQの高さが問われる。自分で相手や状況を観察して、打開策を見出そうとする。そういう選手じゃないと、世界ではとうてい戦えない」(森山監督)
福岡の後ろには監物拓歩と菅原由勢のCB2枚がいたが、食いついてしまった2人をさらに置き去りにしてGKと1対1に。谷も前に出てボールに先に触ろうとするが、またしてもサマケの長い足が伸びて、ゴールに押し込まれてしまった。
「あのシーンは信じられなかった」と福岡が語るように、1人の選手に中央をいとも簡単にこじ開けられての失点は、チームに大きなショックを与えた。
直後の56分には、中央でMFシビリ・ケイタがボールを持つと、ワンツーからスピードに乗ってアタッキングエリアに侵入。それに対し、菅原が身体を寄せて、ケイタのシュートをブロックするが、前にこぼれたボールを桂とFWハジ・ドラメが競り合った瞬間、ケイタがさらに加速して、ボールがこぼれた瞬間を強烈に叩いた。ボールはゴール左隅に一直線に突き刺さり、またしても中央をこじ開けられる形で、逆転ゴールを許した。
結局、日本は後半、シュートを1本しか打たせてもらえず、1-2の敗戦。マリが日本に残したインパクトは、あまりにも強烈で、同時に自分たちの甘さを教えてくれた。
「マリはやはりU-17ワールドカップで準優勝するようなチームだった。ものすごい迫力で、あの足の長さとスピードを駆使して、ガンガンボールを奪いに来る。それに対して、普段は相手が引いて待ってくれていたり、じっくり判断する時間を与えてくれる。
でも、これだけ時間を与えてくれないなかで、ちょっと判断やコントロールをミスしたら、その瞬間に身体をぶつけられて、相手ボールになってしまう。だからこそのちょっとしたポジショニングやコントロールの質、パススピードも緩かったら足で搔さらわれるし、今日のように風が強ければ、ボールも食われる。
思うようにいかない環境、相手にこそ、サッカーIQの高さが問われる。自分で相手や状況を観察して、打開策を見出そうとする。そういう選手じゃないと、世界ではとうてい戦えない」(森山監督)