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掴みどころがない“ヌルヌル”ドリブルで違いを生み出す。神戸の将来を担う瀬口大翔はサウジの地で活躍を期す

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年03月25日

「リーダーシップも発揮して、出場権を取って帰ってきます」

「今年は代表活動もあるし、トップで順応できる選手になりたい。個人的な成長だけではなく、チームとしても念願のプレミア制覇に向けて貢献できる存在になりたい」

 早生まれの瀬口は、4月5日から開幕するU-17アジアカップ・サウジアラビア2025にU-17日本代表の一員として出場する。この大会のグループステージ(UAE、ベトナム、オーストラリアと同グループ)で2位以内に入れば、今秋に開催されるU-17ワールドカップに出場できる。4大会連続のU-17W杯出場と大会3連覇というミッションがある。
 
「これまで何回か代表活動に行っているのですが、僕はあまり結果を残せていない。U-17日本代表では、今のところは左サイドというより、【3-4-3】のフォーメーションの一番前の3の右をやることが多いのですが、いつもと違うサイドでも持ち味であるドリブルや、周りを使いながらポケット(ペナルティエリア内の左右のスペース)に入り込んでいくプレーをすることは変わらないので、与えられたポジションでしっかりと結果を出せる選手になれるようにアジアに挑んでいきたいです。

 それに早生まれとして、廣山望監督にもチームを引っ張っていく立場だと言われているので、リーダーシップも発揮して、出場権を取って帰ってきます」

 決意を新たに。神戸の将来を担うタレントがサウジアラビアの地で責務を全うし、さらなる飛躍を誓う。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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