両足のどの箇所でも正確にボールタッチ
3月20日から23日にかけて兵庫県で行なわれた兵庫プレミアカップ。3年連続プレミアリーグWESTで2位のヴィッセル神戸U-18がその強さを示して優勝を果たした。
今年の神戸U-18では、昨年の絶対的エースであるFW濱﨑健斗がトップチームに昇格し、すでにJ1リーグ、ACLEでもプレーしている彼に刺激を受けた選手たちが高い意識を持って取り組んでおり、早くもプレミアWESTで優勝候補筆頭の呼び声が高い。
「トップの練習で少しだけでも違いを作らないと、健斗のように評価されないし、試合に絡めないので、自分もそういう違いを出せるようにならないといけない」
こう強い口調で語るのは、今年のチームの中心的存在であるMF瀬口大翔。左サイドハーフ、インサイドハーフ、トップ下と複数の攻撃的なポジションをこなせる彼は、密集地帯でもスルスルとすり抜けていくドリブルが特長の選手だ。
「僕のドリブルはよく独特と言われるのですが、ヌルヌルというか、掴みどころがないという印象を受けるのではないかと思っています」
今年の神戸U-18では、昨年の絶対的エースであるFW濱﨑健斗がトップチームに昇格し、すでにJ1リーグ、ACLEでもプレーしている彼に刺激を受けた選手たちが高い意識を持って取り組んでおり、早くもプレミアWESTで優勝候補筆頭の呼び声が高い。
「トップの練習で少しだけでも違いを作らないと、健斗のように評価されないし、試合に絡めないので、自分もそういう違いを出せるようにならないといけない」
こう強い口調で語るのは、今年のチームの中心的存在であるMF瀬口大翔。左サイドハーフ、インサイドハーフ、トップ下と複数の攻撃的なポジションをこなせる彼は、密集地帯でもスルスルとすり抜けていくドリブルが特長の選手だ。
「僕のドリブルはよく独特と言われるのですが、ヌルヌルというか、掴みどころがないという印象を受けるのではないかと思っています」
両足のどの箇所でも正確にボールタッチでき、重心移動も安定している瀬口のドリブルは予測が難しい。捕まえたと思ってもターンや切り返しで入れ替わられてしまう。それができる理由は、予測力と決断力、駆け引きのうまさにある。
「相手が狙ってきたところの逆を取る。もちろん間合いを開けてきたり、食いついてこなかったりする時もあるので、その時はあえて飛び込ませるようにしています」
相手の出方を見て逆を取る『待つ』タイプではなく、ボールを晒したり、前にぐっと身体を入れて、自分からアクションして相手が反応した逆を、という非常にアクティブなドリブラーと言えよう。常に細かい仕掛けを撒きながら剥がしていくイメージだ。
「トップチームはポゼッションゲームをやっても、寄せや切り替えのスピードなどがとにかく早いし、強度の高いパスが来るので、そこでも余裕を持って自分のプレーを出せるようにしないといけない」
濱﨑の躍進に刺激を受けながら、自分が目ざすべき場所、基準を明確に持って日々に取り組んでいる瀬口は、前述した兵庫プレミアカップでも別格のプレーを見せた。
青森山田戦では0-1とリードされた後半から投入されると、攻めあぐねていた前半から流れを一変させた。変幻自在のドリブル、タイミング抜群の繋ぐパスとラストパスで攻撃を活性化。分厚いアタックで青森山田を押し込んだ。スコアは1-1のドローに終わったが、瀬口が試合を動かしたのは間違いなかった。
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「相手が狙ってきたところの逆を取る。もちろん間合いを開けてきたり、食いついてこなかったりする時もあるので、その時はあえて飛び込ませるようにしています」
相手の出方を見て逆を取る『待つ』タイプではなく、ボールを晒したり、前にぐっと身体を入れて、自分からアクションして相手が反応した逆を、という非常にアクティブなドリブラーと言えよう。常に細かい仕掛けを撒きながら剥がしていくイメージだ。
「トップチームはポゼッションゲームをやっても、寄せや切り替えのスピードなどがとにかく早いし、強度の高いパスが来るので、そこでも余裕を持って自分のプレーを出せるようにしないといけない」
濱﨑の躍進に刺激を受けながら、自分が目ざすべき場所、基準を明確に持って日々に取り組んでいる瀬口は、前述した兵庫プレミアカップでも別格のプレーを見せた。
青森山田戦では0-1とリードされた後半から投入されると、攻めあぐねていた前半から流れを一変させた。変幻自在のドリブル、タイミング抜群の繋ぐパスとラストパスで攻撃を活性化。分厚いアタックで青森山田を押し込んだ。スコアは1-1のドローに終わったが、瀬口が試合を動かしたのは間違いなかった。
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