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【バイタルエリアの仕事人】vol.49 江坂任|岡山のゲームメーカーが衝撃を受けたのは大宮時代のチームメイト「彼が勝たせていた」「難しいことも簡単にできる」

カテゴリ:Jリーグ

中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年02月28日

「球際でより戦えるようになった」

バイタルエリアでは「大胆さを大事にしている」という。写真:滝川敏之

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 類まれなサッカーセンスで見る者を魅了するファンタジスタにとってのバイタルエリアとは――。4年前の本企画のインタビューでは「自分にとっての生命線」と表現。スペースの使い方などを緻密に考え、相手と身体で勝負しないポジショニングを意識していると答えていたが、多くの経験や年齢を重ねた今はどう捉えているのか。

――◆――◆――

 若い時に比べるとメンタル面に関してはすごく余裕ができました。韓国に行ったのも大きくて、あまりボールがこなかったり、良い形で受ける機会が限られるなかでも、焦れずに我慢しながら来たチャンスをものにすればいいという気持ちでいられるし、良くない時の考え方も海外に行ったことと、年齢を重ねたことによって成長できています。今まではストレスを感じることもありましたが、大人になったなと思います。

 プレーについては若い頃はイケイケで、勢いでやっていたところもありましたが、よりサッカーを勉強して、いろいろと見える部分が多くなりました。昔に比べると、頭を使ってプレーしている感覚があります。でも逆に考えすぎずにいけてしまう良さもあると思うので、どちらがいいとは一概には言えないです。

 だからバイタルエリアでは、もちろんいろんなことを考えながらも、今は直感的な部分であったり大胆さも大事にしています。頭で考えているだけではできないところもありますし、勢いでプレーした結果いいことが起こる場合もありますから。要はその状況で1番良い選択ができるように、それができるような準備をすることが重要です。
 
 この前の京都(サンガF.C.)戦(2-0)の2点目のゴールで起点になったプレーは理想的で、5本ぐらいダイレクトパスが続いて、ボールが動いている間に柳(貴博)の動きも把握できていましたし、木村(太哉)に敵がつられたのも見えていました。頭で考えつつ、瞬時に判断して良いパスが出せました。相手にとっては嫌で自分たちにはチャンスになる選択ができたかなと思います。

 あとは、今までならフィジカルが強い相手に対しては真っすぐぶつかっていくのではなくて、良いポジショニングやタイミングで勝負していました。今でも位置取りが一番大事なのは変わらないですが、韓国でのプレーを経験して身体的にもタフになり、球際でもより戦えるようになっています。

 韓国のほうが人に対してプレスをかけてくるので、Jリーグに復帰して、多少のプレッシャーに対して速さや強さは感じなくなりました。
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