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リオ五輪一本化も不安!? オーバーエイジに揺れる興梠が、9戦無得点で「感覚を取り戻したい」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年06月20日

本人はオーバーエイジ招集を前向きに検討。決断に慎重を期しているのは、2年連続、シーズン終盤に負傷しタイトルを逃してきたから。

今季はチーム最多リーグ6ゴールを記録。リオ五輪の手倉森監督は“対世界”を想定し、機敏な動きから自身もゴールを狙うとともに2列目の攻撃力を引き出すポストワークを高く評価する。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 5連戦の第4戦。浦和は6月22日午後7時30分から、埼玉スタジアムでFC東京と対戦する。
鹿島、G大阪、広島と敗れ、もう、これ以上、相手チームに勢いを与えるわけにはいかない。

 そして日本サッカー協会はリオデジャネイロ五輪でのオーバーエイジの最後の1枠について、興梠に一本化したという。ただし、リオ五輪代表入りした場合、最大でJリーグ第2ステージの5試合を欠場することになる。浦和からは遠藤航のメンバー入りが決定的で、関根貴大も“ジョーカー候補”だ。

 そのため日本協会は、クラブの意向を尊重し、浦和が興梠の招集に応じなければ、オーバーエイジは塩谷司と藤春廣輝のふたりで本大会に臨むそうだ。 

 周囲の様々な声を聞いて、興梠は招集に前向きに検討していると言われる。しかし一方で、2年連続、シーズン終盤の大事な時期に負傷により戦線離脱し、タイトルを逃してきた責任を感じているため、決断には慎重を期している。

 あとは第1ステージ最終節の神戸戦(6月25日、埼玉スタジアム)を終え、クラブとの話し合いを持ち、最終決断することになりそうだ。メディカルスタッフの判断もポイントか。

 浦和は広島戦でも一時は2-1と逆転していた。3連敗中も、すべての時間帯が悪かったわけではない。明確なのは、やはり最前線に位置どるストライカーの活躍が、チームに与える影響や勢いは大きいということ。

 とにかく勝利を-―。そのためにも興梠の一発が決まれば、あらゆる状況は一変するはずだ。
 
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
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