「2023シーズンの悔しさはみんな持っている」
トップ下は、コンディションさえ問題なければ今季も乾貴士が軸となりそうだ。6月で37歳になるが、まだまだ身体は動いており、J1で再度輝けるかが注目される。新加入の小塚和季は、乾と大きな遜色なく働ける存在であり、左右のサイドハーフやボランチなど多くのポジションをこなすという意味でも頼もしい。
1トップは最も予想が難しい激戦区だ。現時点では練習試合で結果を出しているドウグラス・タンキを先発に予想したが、開幕戦ということで攻守に計算の立つ北川航也を先発にして、タンキはジョーカー役という起用法も考えられる。
新戦力の現役ブルガリア代表であるアフメド・アフメドフは、開幕時点ではコンディション的な不安があるが、練習試合では短時間の起用でゴールを決めており、高い得点力を持っているのは間違いなさそうだ。日本の生活やサッカーに馴染めるかも含めてコンディションを上げ、本領を発揮してくれば、スタメンの座を奪うだけでなく、J全体でも注目のストライカーとなる可能性を秘めている。
1トップは最も予想が難しい激戦区だ。現時点では練習試合で結果を出しているドウグラス・タンキを先発に予想したが、開幕戦ということで攻守に計算の立つ北川航也を先発にして、タンキはジョーカー役という起用法も考えられる。
新戦力の現役ブルガリア代表であるアフメド・アフメドフは、開幕時点ではコンディション的な不安があるが、練習試合では短時間の起用でゴールを決めており、高い得点力を持っているのは間違いなさそうだ。日本の生活やサッカーに馴染めるかも含めてコンディションを上げ、本領を発揮してくれば、スタメンの座を奪うだけでなく、J全体でも注目のストライカーとなる可能性を秘めている。
以上のように各ポジションに大きな穴はなく、バランスのとれた編成ができている。複数のポジションをこなせる選手が多いのもハードな日程となった時に強みとなるだろう。ただ、上位陣に匹敵する戦力とまでは言えず、その差を埋めるために秋葉監督が重視しているのがハードワークとインテンシティだ。そのために練習の強度もより高めており、練習試合のGPSデータでも「かなり良い数字が出ている」と秋葉監督は胸を張る。
短い準備期間で迎える開幕戦では、思い描いた展開にはなりにくいだろうが、そのなかで大きな力を発揮するのは、やはりハードワークとインテンシティだろう。その意味でも東京Vとの激しいプレス合戦は楽しみなところだ。
「Jリーグが良い舞台を整えてくれました。2023シーズンの悔しさはみんな持っているので、そこは開幕からぶつけられるように。ただあまり入れ込み過ぎないようにだけは気をつけたいです」と秋葉監督は言う。
清水の選手たちの意地や気迫の部分も、因縁の開幕決戦をより見ごたえのある戦いにしてくれるはずだ。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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「Jリーグが良い舞台を整えてくれました。2023シーズンの悔しさはみんな持っているので、そこは開幕からぶつけられるように。ただあまり入れ込み過ぎないようにだけは気をつけたいです」と秋葉監督は言う。
清水の選手たちの意地や気迫の部分も、因縁の開幕決戦をより見ごたえのある戦いにしてくれるはずだ。
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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