“困った時の酒井高徳”という選択肢もなくはない
山口蛍や菊池流帆らが移籍し、原稿作成時点(2月5日)では初瀬亮も海外移籍を模索中という今季の神戸。リーグ2連覇を支えた主力がチームを離れたものの、吉田孝行監督の言う「基準」を満たした選手たちは揃っている。
「キャンプで何試合か行ない、映像を見ながら(基準の)意識付けができたのは良かった」と指揮官は話しており、今季も大幅に戦術を変えることはないと思われる。基本フォーメーションは、アンカーを置く[4-3-3]。ハイプレス&ショートカウンターを軸に、ロングフィードからセカンドボールを回収して2次攻撃へと繋げる剛気なスタイルは今季も継続されそうだ。
ここ2シーズンの実績を考えれば、このスタイルでリーグ3連覇も十分に狙えるだろう。とはいえ、開幕戦は難しい戦いを強いられる可能性がある。
キャンプ明けの2月4日に行なわれた神戸での公開練習では、井手口陽介、井出遥也、宮代大聖、佐々木大樹、広瀬陸斗、新加入のカエターノが不在。リーグ開幕に先駆けて行なわれる「FUJIFILM SUPER CUP 2025」の広島戦、リーグステージ突破がかかるACLEの上海海港戦、そして浦和との開幕戦は「いるメンバーでやるしかない。選手たちは一生懸命やってくれている」(吉田監督)と台所事情は苦しい。この3試合のどこに重点を置いて選手をローテーションさせるかが一つのカギになりそうだ。
怪我情報を度外視するなら、今季の主軸はGK前川黛也、DFは右から酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、MFはアンカーに扇原貴宏を置き、インサイドハーフは右に井手口、左に井出、FWは右から武藤嘉紀、大迫勇也、宮代大聖というメンバー編成になるだろう。
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
「キャンプで何試合か行ない、映像を見ながら(基準の)意識付けができたのは良かった」と指揮官は話しており、今季も大幅に戦術を変えることはないと思われる。基本フォーメーションは、アンカーを置く[4-3-3]。ハイプレス&ショートカウンターを軸に、ロングフィードからセカンドボールを回収して2次攻撃へと繋げる剛気なスタイルは今季も継続されそうだ。
ここ2シーズンの実績を考えれば、このスタイルでリーグ3連覇も十分に狙えるだろう。とはいえ、開幕戦は難しい戦いを強いられる可能性がある。
キャンプ明けの2月4日に行なわれた神戸での公開練習では、井手口陽介、井出遥也、宮代大聖、佐々木大樹、広瀬陸斗、新加入のカエターノが不在。リーグ開幕に先駆けて行なわれる「FUJIFILM SUPER CUP 2025」の広島戦、リーグステージ突破がかかるACLEの上海海港戦、そして浦和との開幕戦は「いるメンバーでやるしかない。選手たちは一生懸命やってくれている」(吉田監督)と台所事情は苦しい。この3試合のどこに重点を置いて選手をローテーションさせるかが一つのカギになりそうだ。
怪我情報を度外視するなら、今季の主軸はGK前川黛也、DFは右から酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、MFはアンカーに扇原貴宏を置き、インサイドハーフは右に井手口、左に井出、FWは右から武藤嘉紀、大迫勇也、宮代大聖というメンバー編成になるだろう。
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ポイントは初瀬の抜けた左SB。新加入のカエターノや小池裕太、あるいは複数ポジションが可能なアカデミー育ちの本山遥がどんなチームケミストリーを起こせるか。また、左ウイングには汰木康也、佐々木、ジェアン・パトリッキ、広瀬、山内翔など候補生が豊かで、対戦相手に応じてどう組み合わせるかは、シーズンを通した一つのテーマとなりそうだ。
とはいえ、先述の通り怪我人が多いため、開幕戦のメンバーは予想が難しい。4日の公開練習を踏まえて強引にスタメンを予想するなら、GKは前川、DFは酒井、山川、トゥーレル、本多、MFは扇原、齊藤未月、山内、FWは武藤、大迫、汰木か。
特に予想が難しいのはインサイドハーフ。井手口、井出、佐々木、宮代が間に合わないとなると、かなり人選は難しくなる。山口の抜けた右は井手口が離脱すると選択肢が少ない。今季から本格的に復帰している齊藤のパフォーマンス次第か。
あるいはアンカーが本職の鍬先祐弥を一つ前に置く、もしくは東京Vからやってきた若武者・橋本陸斗を抜擢するのか。“困った時の酒井高徳”という選択肢もなくはないだろう。対浦和を想定する以前に、開幕戦はインサイドハーフの人選がポイントになりそうだ。
取材・文●白井邦彦(フリーライター)
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とはいえ、先述の通り怪我人が多いため、開幕戦のメンバーは予想が難しい。4日の公開練習を踏まえて強引にスタメンを予想するなら、GKは前川、DFは酒井、山川、トゥーレル、本多、MFは扇原、齊藤未月、山内、FWは武藤、大迫、汰木か。
特に予想が難しいのはインサイドハーフ。井手口、井出、佐々木、宮代が間に合わないとなると、かなり人選は難しくなる。山口の抜けた右は井手口が離脱すると選択肢が少ない。今季から本格的に復帰している齊藤のパフォーマンス次第か。
あるいはアンカーが本職の鍬先祐弥を一つ前に置く、もしくは東京Vからやってきた若武者・橋本陸斗を抜擢するのか。“困った時の酒井高徳”という選択肢もなくはないだろう。対浦和を想定する以前に、開幕戦はインサイドハーフの人選がポイントになりそうだ。
取材・文●白井邦彦(フリーライター)
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