川崎――大島と登里、中村がコンディションに不安。2ボランチからの配球がポイント。
J1リーグ1stステージ・16節
アビスパ福岡 – 川崎フロンターレ
6月18日(土)/19:00/レベルファイブスタジアム
川崎フロンターレ
1stステージ成績(15節終了時):1位 勝点34 10勝4分1敗 29得点・13失点
【最新チーム事情】
●次節に優勝の可能性があり、練習場は連日取材陣で賑わう。
●チームは浮かれることなく、淡々と練習に打ち込む。
●中村が前日練習を欠席して治療に専念。今節の出場は微妙な状況に。
●登里が負傷のため別メニュー調整。本人は「福岡戦のために休んだ」と語る。
●トゥーロン国際大会とA代表の活動で疲れが見える大島だが、志願して居残り練習。
●リオ五輪のメンバー入りを目指してリハビリ中の奈良。しかし、協会関係者から「オリンピックはない」と連絡が入った。
●U-19中国遠征に選出された三好が、空港への移動中に体調を崩し辞退。16日の検査で異常は出なかったが、福岡戦は微妙か。
【担当記者の視点】
川崎の優勝が目前に迫る一方、背後から鹿島が猛追しており、最下位の福岡が相手とはいえ油断禁物だ。今節で優勝の条件は、川崎が福岡に勝利、2位の鹿島が神戸に敗戦。それ以外のケースでは、最終節まで持ち越しとなる。
懸念材料は大島や登里、そしてバンディエラ・中村のコンディションか。大島はトゥーロン国際大会やA代表の活動で疲労が蓄積しており、前節の横浜戦も足をつって途中交代。プレー自体に支障はないものの、決して万全とは言えない。それでも本人は居残り練習を志願するなど、優勝に向けて意欲十分だ。一方、登里は負傷で別メニュー調整となったが、本人は軽傷を強調しており、先発と見られる。
心配なのは中村の状況だ。前日練習を欠席して、治療のみに専念した模様。本人は「背中が……」と話すにとどまり、出場できるかは微妙なようだ。
13節の新潟戦から、磐田戦、横浜戦とリーグ戦3試合完封が続いており、守備の安定感が際立つ。CBのエドゥアルド、GKチョン・ソンリョンの好守に支えられており、4試合連続完封なるか。攻撃に目を転じると、鍵を握るのは2ボランチの大島とE・ネット。ふたりから効果的な縦パスが繰り返し出るようだと、川崎のペースとなるだろう。
もっとも、攻撃における画竜点睛が期待されるのは、小林であり、大久保だ。とりわけ福岡出身の大久保は友人を300人近く招待しており、地元で優勝を決める気満々だ。ドイツ時代を除き、Jリーグでは優勝に無縁だっただけに、自身のゴールで優勝へと導くか。
▼川崎の第1ステージ優勝が決まる条件
●福岡×川崎(1位)=川崎が勝利
●神戸×鹿島(2位)=鹿島が敗戦
※上記以外のケースでは、最終節(25日)まで持ち越し
6月25日(17節):川崎×大宮、鹿島×福岡
アビスパ福岡 – 川崎フロンターレ
6月18日(土)/19:00/レベルファイブスタジアム
川崎フロンターレ
1stステージ成績(15節終了時):1位 勝点34 10勝4分1敗 29得点・13失点
【最新チーム事情】
●次節に優勝の可能性があり、練習場は連日取材陣で賑わう。
●チームは浮かれることなく、淡々と練習に打ち込む。
●中村が前日練習を欠席して治療に専念。今節の出場は微妙な状況に。
●登里が負傷のため別メニュー調整。本人は「福岡戦のために休んだ」と語る。
●トゥーロン国際大会とA代表の活動で疲れが見える大島だが、志願して居残り練習。
●リオ五輪のメンバー入りを目指してリハビリ中の奈良。しかし、協会関係者から「オリンピックはない」と連絡が入った。
●U-19中国遠征に選出された三好が、空港への移動中に体調を崩し辞退。16日の検査で異常は出なかったが、福岡戦は微妙か。
【担当記者の視点】
川崎の優勝が目前に迫る一方、背後から鹿島が猛追しており、最下位の福岡が相手とはいえ油断禁物だ。今節で優勝の条件は、川崎が福岡に勝利、2位の鹿島が神戸に敗戦。それ以外のケースでは、最終節まで持ち越しとなる。
懸念材料は大島や登里、そしてバンディエラ・中村のコンディションか。大島はトゥーロン国際大会やA代表の活動で疲労が蓄積しており、前節の横浜戦も足をつって途中交代。プレー自体に支障はないものの、決して万全とは言えない。それでも本人は居残り練習を志願するなど、優勝に向けて意欲十分だ。一方、登里は負傷で別メニュー調整となったが、本人は軽傷を強調しており、先発と見られる。
心配なのは中村の状況だ。前日練習を欠席して、治療のみに専念した模様。本人は「背中が……」と話すにとどまり、出場できるかは微妙なようだ。
13節の新潟戦から、磐田戦、横浜戦とリーグ戦3試合完封が続いており、守備の安定感が際立つ。CBのエドゥアルド、GKチョン・ソンリョンの好守に支えられており、4試合連続完封なるか。攻撃に目を転じると、鍵を握るのは2ボランチの大島とE・ネット。ふたりから効果的な縦パスが繰り返し出るようだと、川崎のペースとなるだろう。
もっとも、攻撃における画竜点睛が期待されるのは、小林であり、大久保だ。とりわけ福岡出身の大久保は友人を300人近く招待しており、地元で優勝を決める気満々だ。ドイツ時代を除き、Jリーグでは優勝に無縁だっただけに、自身のゴールで優勝へと導くか。
▼川崎の第1ステージ優勝が決まる条件
●福岡×川崎(1位)=川崎が勝利
●神戸×鹿島(2位)=鹿島が敗戦
※上記以外のケースでは、最終節(25日)まで持ち越し
6月25日(17節):川崎×大宮、鹿島×福岡

6月9日発売号のサッカーダイジェストは、「ヤングガンズ100」を特集。リオ五輪、ワールドカップアジア予選に向けて注目すべきヤングプレーヤーは? 92~99年生まれの選手を対象に100人ピックアップしました。インタビューでは、柏の伊東選手、浦和の関根選手が登場。またU-23日本代表企画では登録メンバー18人を大予想し、オーバーエイジ選考の近況に迫ります。クラブダイジェストでは、J3で好調の相模原を取り上げています。