グラスナー体制はまだまだ改革の途中
鎌田個人のプレーにフォーカスすると、セントラルMFとして攻撃と守備のバランスを重視したプレーに徹した。比重はあくまでも守備に置き、中盤中央のスペースを空けないようにしつつ、ボールカットやスライディングタックルで相手の攻撃を封じた。その一方で、スルーパスを出したり、左サイドのウイングバック、タイリック・ミチェルにミドルレンジのパスを通したりと、攻撃面でも奮闘。クリスタル・パレスのセントラルMFとしてプレーする心構えについてこう語った。
「今のチームだと、攻撃よりも基本的には守備重視。リスク管理やボールポゼッションに関わったりということの方が多い。攻撃はそこまで考えてなくて、チャンスがあればというぐらいの感覚ですね」
それでも前半に2本のミドルシュートを放った。いずれも枠内に飛ばなかったが、セントラルMFとしてその回数を増やしていくことが、チームとして重要と力を込める。
「ミドルシュートの回数をいかに増やせるかが大事。チームとして敵陣に押し込み、ボランチがシュートを打てるチャンスを増やすことの方が大事だと思います。もちろん、シュートが入れば良かった。でも、1回打って1回入るような簡単なものでもないので。回数を増やすことが大事かなと」
「今のチームだと、攻撃よりも基本的には守備重視。リスク管理やボールポゼッションに関わったりということの方が多い。攻撃はそこまで考えてなくて、チャンスがあればというぐらいの感覚ですね」
それでも前半に2本のミドルシュートを放った。いずれも枠内に飛ばなかったが、セントラルMFとしてその回数を増やしていくことが、チームとして重要と力を込める。
「ミドルシュートの回数をいかに増やせるかが大事。チームとして敵陣に押し込み、ボランチがシュートを打てるチャンスを増やすことの方が大事だと思います。もちろん、シュートが入れば良かった。でも、1回打って1回入るような簡単なものでもないので。回数を増やすことが大事かなと」
降格圏に浸かっていたクリスタル・パレスは、ここに来てゆっくりと調子が上向いてきた。鎌田自身もチームの変化を肌で感じているという。
「勝点を取れなかった時は、プレーするのを怖がったり、リスクを背負わないようにプレーしたとか、そういう部分はありました。勝てない時期は精神的にも難しかったですけど、ひとつ勝っただけでまったく変ってきた。開幕前から、メンツ的には降格するようなクラブではないとずっと思ってました。今は勝ちも重ねて、内容的に良くなくても勝てたりとか、そういう意味でもかなり良い雰囲気でやれている。しっかり勝点を積み重ねていけたら」
昨年2月から始動したオリバー・グラスナー体制は、まだまだチーム改革の途中にある。直近5試合は3勝2分けと好調だが、鎌田の言うように、内容的には必ずしも良いわけではない。それでも着実に結果を重ねたことで、チームの雰囲気は改善。選手たちが自信を取り戻してきたのは朗報だろう。
劇的とは言わないでも、クリスタル・パレスは少しずつ、ゆっくりと上昇気流に乗り始めた。鎌田も「まずはこのチームの最低限の目標は残留すること。そこの部分はある程度、余裕を持ってできるようになった。あとはどれだけ上位に食い込めるか」とし、ひとつでも順位を上げていきたいと語気を強めた。
取材・文●田嶋コウスケ
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