「挑戦して勝てたのは、チームとしてもすごく大事」
鎌田大地とクリスタル・パレスを取り巻く状況が、少しずつ改善してきた。
クリスタル・パレスは、1月18日に敵地で行なわれたウェストハム戦に2-0で勝利した。この結果、アウェー2連戦で今季初となる2連勝。国内リーグの直近5試合の成績を3勝2分けの無敗とし、勝点を着実に積み重ねた。
順位は15位。依然として下位に沈んでいるが、降格圏18位のイプスウィッチとの差を8ポイントに広げ、一時の危機的状況から脱した。秋までは降格圏にどっぷりと浸かり、その後もしばらくは降格圏と残留圏の境界線をさまよい続けていただけに、ここにきて精神的にもほんの少しばかり余裕が生まれたと言えよう。
風向きを変えるきっかけとなったのは、チームスタイルの「原点回帰」だった。もともとクリスタル・パレスが得意とした「堅守速攻」に立ち返り、実質5バックで守備を固めるディフェンシブな戦い方を貫いた。攻撃は縦に速いフィジカルサッカーに徹し、人数と手数をかけないシンプルな攻めで効率良くゴールを狙ったのである。
しかしこうした戦い方は、鎌田との相性が良くなかった。11月9日のフルアム戦での退場と出場停止処分を境に、鎌田の序列は低下してベンチスタートが増えた。
クリスタル・パレスは、1月18日に敵地で行なわれたウェストハム戦に2-0で勝利した。この結果、アウェー2連戦で今季初となる2連勝。国内リーグの直近5試合の成績を3勝2分けの無敗とし、勝点を着実に積み重ねた。
順位は15位。依然として下位に沈んでいるが、降格圏18位のイプスウィッチとの差を8ポイントに広げ、一時の危機的状況から脱した。秋までは降格圏にどっぷりと浸かり、その後もしばらくは降格圏と残留圏の境界線をさまよい続けていただけに、ここにきて精神的にもほんの少しばかり余裕が生まれたと言えよう。
風向きを変えるきっかけとなったのは、チームスタイルの「原点回帰」だった。もともとクリスタル・パレスが得意とした「堅守速攻」に立ち返り、実質5バックで守備を固めるディフェンシブな戦い方を貫いた。攻撃は縦に速いフィジカルサッカーに徹し、人数と手数をかけないシンプルな攻めで効率良くゴールを狙ったのである。
しかしこうした戦い方は、鎌田との相性が良くなかった。11月9日のフルアム戦での退場と出場停止処分を境に、鎌田の序列は低下してベンチスタートが増えた。
それでもサムライ戦士は、限られた出番の中でやるべきことを貫いてきた。ポイントになったのは、1月12日のFAカップ3回戦のストックポート戦だ。1-0で勝利したこの試合でチームは、イングランド3部の格下を相手にボールを保持する展開で押し込み、そのなかで日本代表MFはマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。
鎌田が「僕的にはパスをある程度つないでボールを保持できないと、自分の良さがなかなか出ない」と語るように、チームがボールを握り続けた展開でワンタッチパスやスペースへの侵入、鋭いスルーパスで攻撃にアクセントをつけて、MOMを獲得したのだった。
こうして迎えた18日のウェストハム戦。鎌田は3-4-2-1のセントラルMFとして先発し、国内リーグでは11月2日のウォルバーハンプトン戦以来、約2か月半ぶりとなるフル出場を果たした。
猛者が集うプレミアリーグでは、“引いて構える”守備的なアプローチに徹するクリスタル・パレスだが、この日は少しだけ違った。アウェー戦ながら前半に58.3%のボール保持率を記録し、相手を上回ったのだ。試合終了時は46.5%まで低下したが、鎌田は「チームとして久しぶりにボールをつなぐことをトライできたと思う」とし、ボール保持に挑んだことに意義があると述べた。日本代表MFは言葉を続ける。
「今シーズンは、なかなかボールを保持することにトライできていなかったので、今日のように挑戦して勝てたのは、チームとしてもすごく大事なこと。カウンターだけではなかなか難しいところがあるので、ボール保持との両立ができれば、僕個人としてもすごく嬉しいことかなと思います。また、押し込まれる展開になっても失点しなかったり、我慢できたりした部分は良いこと。今、みんなコンディションも良さそうだし、この状態をキープしていくことが大事かなと思います」
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鎌田が「僕的にはパスをある程度つないでボールを保持できないと、自分の良さがなかなか出ない」と語るように、チームがボールを握り続けた展開でワンタッチパスやスペースへの侵入、鋭いスルーパスで攻撃にアクセントをつけて、MOMを獲得したのだった。
こうして迎えた18日のウェストハム戦。鎌田は3-4-2-1のセントラルMFとして先発し、国内リーグでは11月2日のウォルバーハンプトン戦以来、約2か月半ぶりとなるフル出場を果たした。
猛者が集うプレミアリーグでは、“引いて構える”守備的なアプローチに徹するクリスタル・パレスだが、この日は少しだけ違った。アウェー戦ながら前半に58.3%のボール保持率を記録し、相手を上回ったのだ。試合終了時は46.5%まで低下したが、鎌田は「チームとして久しぶりにボールをつなぐことをトライできたと思う」とし、ボール保持に挑んだことに意義があると述べた。日本代表MFは言葉を続ける。
「今シーズンは、なかなかボールを保持することにトライできていなかったので、今日のように挑戦して勝てたのは、チームとしてもすごく大事なこと。カウンターだけではなかなか難しいところがあるので、ボール保持との両立ができれば、僕個人としてもすごく嬉しいことかなと思います。また、押し込まれる展開になっても失点しなかったり、我慢できたりした部分は良いこと。今、みんなコンディションも良さそうだし、この状態をキープしていくことが大事かなと思います」
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