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東京都2部の『スペリオ城北』を複数選手オーナー制に。大津祐樹らが手がける新たなクラブ運営の全貌

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年01月23日

高度な知見を基に的確なアドバイス

昨年末には水沼(左端)や宇佐美らが練習に参加し指導した。

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 大津であれば、柏レイソルを皮切りに、国内は横浜F・マリノス、ジュビロ磐田の3クラブを経験。海外もボルシアMGのようなビッグクラブから、VVVフェンロのような小規模クラブまで幅広く渡り歩いている。

 宇佐美の場合だと、国内はG大阪だけだが、ドイツでは世界最高峰のバイエルン・ミュンヘンから小都市にあるホッフェンハイム、1部と2部を行き来するアウクスブルク、デュッセルドルフと環境の違いを経験している。

 このうち、ホッフェンハイムは、欧州最大級のソフトウェア会社・SAPの創設者であるディートマー・ホップの資金力で成長したクラブ。そういった事例を内部から見てきた選手が高度な知見を基に的確なアドバイスをできるのは、スペリオ城北にとってプラス以外の何物でもないと言っていい。
 
「選手たちは国内外の様々なクラブでプレーしてきた。今年から水沼はAリーグに行きましたし、木暮もシンガポールやカンボジアでプレーしています。僕らは現場のみならず、運営やビジネス面についても見てきたという強みがある。それをスペリオ城北に還元していけば、他にはない強固な組織ができると考えています。

 加えて言うと、多くの選手が出資することで資金的なボリュームも確実にアップする。最初の出資は名前を挙げた6人だけですけど、これからどんどん参加者も増えていく予定。規模の拡大が見込めます。

 現場に関しても、すでにオフシーズンの12月に宇佐美や中谷らが続々と練習に来て、指導してくれました。選手の中には将来的に指導者を目ざしている人間も数多くいますけど、サッカー教室で子どもたちを教える機会はあっても、大人を指導するチャンスはそうそうない。そういう意味でもすごく良い経験になるんです。

 シーズン中はなかなか難しいですが、今後も彼らには実際に教えてもらう場面を作りたいと思っています」と大津は前向きなビジョンを描いている。

 さしあたって2025年は、昨季7位という反省を踏まえ、選手を25人から40人へと増強。3月末に開幕する東京都2部に挑んでいく。大津と木暮でタッグを組み、それぞれ役割を分けてチームをマネジメントしていくという。

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