「次のワールドカップは年齢的にもちょうどいいし、もちろん出るつもりでやっていく」
しかし、これらの出来事は小林にとってあまり重要ではない。「自分を信じる気持ちは誰にも負けない」。そんな確固たる信念があるからこそ、「本田圭佑は本田圭佑、小林祐希は小林祐希。小林祐希のカラーを出していきたい」と堂々たる宣言ができたのだ。
己に自信を持ち、サッカーにすべてを注ぐ姿勢は、名波監督も高く評価する。
「サッカーに真摯に向き合い、サッカーがすべてだというオーラもある。ああいう選手が上に行くべきだと思う。ユウキは今回、自分で代表を引き寄せた。胸を張って送り出せる」
もっとも、今回の代表選出はあくまで〝序章〞にすぎない。
14節の川崎戦後、小林は「今年の目標の一番下のランクが、代表に入ってアピールすること」と明かした。「メンバー25人の中で、能力は俺が一番下」と現実を見つめながらも、実際に代表の一員となった彼の口を突いて出るのは大いなる野望の数々だ。
「代表に入ったからには、スタメンを取りに行く」
「プラチナ世代の中で自分はベンチを温めてきたが、今が宇佐美たちに追いつき、追い越すチャンス」
「いつか日本代表の10番をつける」
「次のワールドカップは年齢的にもちょうどいいし、もちろん出るつもりでやっていく」
これらを成し遂げるにはまず、ハリルホジッチ監督から指摘されたフィジカルや守備の向上が不可欠だ。さらに、状況判断や持ち前の攻撃力も磨く必要がある。
その時初めて「本田や香川を超える選手」(ハリルホジッチ監督)の有力候補となるだろう。先輩たちの壁は厚いが、数々の苦難を乗り越えて夢を掴んできたこの男なら、力強く道を切り拓いていくに違いない。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
己に自信を持ち、サッカーにすべてを注ぐ姿勢は、名波監督も高く評価する。
「サッカーに真摯に向き合い、サッカーがすべてだというオーラもある。ああいう選手が上に行くべきだと思う。ユウキは今回、自分で代表を引き寄せた。胸を張って送り出せる」
もっとも、今回の代表選出はあくまで〝序章〞にすぎない。
14節の川崎戦後、小林は「今年の目標の一番下のランクが、代表に入ってアピールすること」と明かした。「メンバー25人の中で、能力は俺が一番下」と現実を見つめながらも、実際に代表の一員となった彼の口を突いて出るのは大いなる野望の数々だ。
「代表に入ったからには、スタメンを取りに行く」
「プラチナ世代の中で自分はベンチを温めてきたが、今が宇佐美たちに追いつき、追い越すチャンス」
「いつか日本代表の10番をつける」
「次のワールドカップは年齢的にもちょうどいいし、もちろん出るつもりでやっていく」
これらを成し遂げるにはまず、ハリルホジッチ監督から指摘されたフィジカルや守備の向上が不可欠だ。さらに、状況判断や持ち前の攻撃力も磨く必要がある。
その時初めて「本田や香川を超える選手」(ハリルホジッチ監督)の有力候補となるだろう。先輩たちの壁は厚いが、数々の苦難を乗り越えて夢を掴んできたこの男なら、力強く道を切り拓いていくに違いない。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

6月9日発売号のサッカーダイジェストは、「ヤングガンズ100」を特集。リオ五輪、ワールドカップアジア予選に向けて注目すべきヤングプレーヤーは? 92~99年生まれの選手を対象に100人ピックアップしました。インタビューでは、柏の伊東選手、浦和の関根選手が登場。またU-23日本代表企画では登録メンバー18人を大予想し、オーバーエイジ選考の近況に迫ります。クラブダイジェストでは、J3で好調の相模原を取り上げています。