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「いちサッカー選手として黙ってられない」娯楽性を提供も勝ち切れず…STVV伊藤涼太郎が悩める胸中を吐露。「ホントに、実力不足ですね」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2024年12月17日

「チャンスで決め切る。成長した姿をお見せしたい」

 それにしてもなぜ、STVVはあれだけの反発力をヘンクとのダービーマッチで示せたのだろうか。伊藤自身の反発力も十二分で、ボールを持ったときはもちろん、ボールのないところでも“ボールホルダー、マークする相手、自分のゾーンに入ってきそうな相手”の3人を常時ケアする集中力が凄まじく、セカンドボールの読みにも鋭さを見せた。

「クラブ・ブルージュ戦はすごく悔しかった。個人的にもあれだけの実力差を見せつけられたら、いちサッカー選手として黙ってられない。『絶対にやり返す』と思って次の試合に切り替えました。あの負けはチームにとっても個人にとっても、結果だけを見たら大敗でしたけれど、次につながるような試合になり、ダービーに自分たちの気持ちを切り替えられたのが良いところだった」

 後半アディショナルタイムにヘンクが決めた2-2の同点弾は「ハンドだったのではないか?」と言われる疑惑つきのもの。巷では「STVVが勝つに値するダービーだった」と評されている。だが一方で、「ヘンクにとどめを刺すチャンスがあったのに、STVVは仕留め切れなかった」という見方もある。伊藤にも絶好のチャンスがあったが、ゴールを挙げられなかった。

「ヘンク戦にも今日みたいに決めるチャンスがあったなかで、決め切れなかった。こういうのを何試合も続けたくない。こういうのを仕留められるような選手になりたいと思っているので、成長した姿をお見せしたいです」
 
 今季の伊藤は16試合に出場し1ゴール・3アシスト。彼の能力、期待値を鑑みると、少しどころではなく、かなり物足りないスタッツだ。本人もそこを課題として捉えているのはコメントからも伝わってくる。ここからベルギーリーグはレギュラーシーズン追い込みの時期を迎える。伊藤にはゴールへの渇望をスタッツとして表すことを期待したい。

取材・文●中田 徹

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