鹿島――逆転Vに望みをつなぐ会心の1勝。2ボランチと4バックの好パフォーマンスに、エース金崎が応える。

MOMは先制点を挙げた金崎。得点シーン以外でも、優れたアジリティを武器に多くのチャンスに絡むなど、最後まで浦和に脅威を与え続けた。(C)SOCCER DIGEST

【警告】浦和=森脇(25分)、駒井(85分) 鹿島=小笠原(27分)、山本(72分)、杉本(90+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(鹿島)
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
76分には前に出ても取り切れず、相手の際どいシュートを喰らった場面はいただけない。ただ、それ以外は安定感のあるセービングでクリーンシートを達成。押し込まれる時間帯も慌てなかった。
DF
22 西 大伍 6.5
タイミングの良い攻撃参加で、周囲とスムーズに絡みながら右サイドの攻撃に厚みをもたらす。スペースに走り出す味方に正確なパスを通した。
23 植田直通 6.5
興梠とのマッチアップでは、懸命にくらいついて決定的なシーンを作らせず。昌子やボランチとの距離感も良く、常にアグレッシブな姿勢で果敢なシュートブロックも光った。
3 昌子 源 7
鋭い読みと出足で相手に前を向かせず、球際でもファイト。浦和のテンポの良いパスワークにやられないよう、タイミングをずらして奪いに行くなど、クレバーな守備も。的確なカバーリングなど、幅広く動き回りながらゴールを死守した。
16 山本脩斗 6
攻守のバランスを保ちながら、前にいるカイオを気持ち良くプレーさせるポジショニング。状況を見極めたうえで前に出て、中盤をサポートした。
MF
10 柴崎 岳 6.5
前半は主に守備に重点を置く。後半はギアを上げ、深い位置から飛び出し、金崎の先制ゴールをアシストした。リードを奪った後はさらにプレー強度を高め、中盤を引き締める。永木投入後は左MFで起用。
40 小笠原満男 6.5
最終ラインに落ちて、危ない場面ではことごとくクリアするなど、危機察知能力が冴える。ミドルゾーンでも素早く攻守を切り替え、相手の出鼻を挫いた。大一番で圧巻のパフォーマンスを披露する勝負強さはさすが。
25 遠藤 康 6(66分OUT)
守備では奮闘を見せた。しかし攻撃では、サイドチェンジから決定機を演出するシーンもあったものの、ドリブル突破を潰されるなど、あまり見せ場を作れなかった。
7 カイオ 6.5(87分OUT)
身体のキレ自体は良く、するするとサイドを駆け上がって相手を翻弄。5分のCKからのヘッドや、41分のループなど、フィニッシュの精度が足りずにゴールはなし。
FW
8 土居聖真 6(74分OUT)
前を向く技術の高さは相変わらずで、序盤に好位置でファウルを誘い、FKを得る。その後は思うようにボールが入ってこなく、活躍を見せられないまま途中交代。
33 金崎夢生 7 MAN OF THE MATCH
マイボールにすれば力強く縦にボールを運び、多くのチャンスを演出すれば、後半に柴崎のお膳立てから先制点をゲット。精力的なプレスバックでピンチを未然に阻止するなど、攻守両面で馬力のあるプレーを見せ、存在感を示した。
交代出場
MF
32 杉本太郎 6(66分IN)
テンションの高いゲームのなかで投入されても、落ち着いてプレー。守備時の判断が良く、危なげない対応したが、攻撃面では推進力ある突破を発揮できなかった。
MF
34 鈴木優磨 6.5(74分IN)
この日はサイドハーフではなく、FWで途中出場。84分には1対1を決め切れずも、直後に自ら奪ったPKを確実に決めて、貴重な追加点をゲット。
MF
6 永木亮太 -(87分IN)
限られた出場時間のなか、最終ラインと上手く連係を取りながら、中盤の守備力を高める働きぶり。クローザーとしての役割を全うした。
監督
石井正忠 6.5
浦和の1トップ+2シャドーを完璧に抑え込み、鈴木のFW起用が当たるなど、敵地で大きな勝点3を奪い取る。後半の途中から迫力を増した相手の両サイドへの対応も盤石だった。
取材・文:浦和=塚越始、鹿島=広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
21 曽ケ端準 6
76分には前に出ても取り切れず、相手の際どいシュートを喰らった場面はいただけない。ただ、それ以外は安定感のあるセービングでクリーンシートを達成。押し込まれる時間帯も慌てなかった。
DF
22 西 大伍 6.5
タイミングの良い攻撃参加で、周囲とスムーズに絡みながら右サイドの攻撃に厚みをもたらす。スペースに走り出す味方に正確なパスを通した。
23 植田直通 6.5
興梠とのマッチアップでは、懸命にくらいついて決定的なシーンを作らせず。昌子やボランチとの距離感も良く、常にアグレッシブな姿勢で果敢なシュートブロックも光った。
3 昌子 源 7
鋭い読みと出足で相手に前を向かせず、球際でもファイト。浦和のテンポの良いパスワークにやられないよう、タイミングをずらして奪いに行くなど、クレバーな守備も。的確なカバーリングなど、幅広く動き回りながらゴールを死守した。
16 山本脩斗 6
攻守のバランスを保ちながら、前にいるカイオを気持ち良くプレーさせるポジショニング。状況を見極めたうえで前に出て、中盤をサポートした。
MF
10 柴崎 岳 6.5
前半は主に守備に重点を置く。後半はギアを上げ、深い位置から飛び出し、金崎の先制ゴールをアシストした。リードを奪った後はさらにプレー強度を高め、中盤を引き締める。永木投入後は左MFで起用。
40 小笠原満男 6.5
最終ラインに落ちて、危ない場面ではことごとくクリアするなど、危機察知能力が冴える。ミドルゾーンでも素早く攻守を切り替え、相手の出鼻を挫いた。大一番で圧巻のパフォーマンスを披露する勝負強さはさすが。
25 遠藤 康 6(66分OUT)
守備では奮闘を見せた。しかし攻撃では、サイドチェンジから決定機を演出するシーンもあったものの、ドリブル突破を潰されるなど、あまり見せ場を作れなかった。
7 カイオ 6.5(87分OUT)
身体のキレ自体は良く、するするとサイドを駆け上がって相手を翻弄。5分のCKからのヘッドや、41分のループなど、フィニッシュの精度が足りずにゴールはなし。
FW
8 土居聖真 6(74分OUT)
前を向く技術の高さは相変わらずで、序盤に好位置でファウルを誘い、FKを得る。その後は思うようにボールが入ってこなく、活躍を見せられないまま途中交代。
33 金崎夢生 7 MAN OF THE MATCH
マイボールにすれば力強く縦にボールを運び、多くのチャンスを演出すれば、後半に柴崎のお膳立てから先制点をゲット。精力的なプレスバックでピンチを未然に阻止するなど、攻守両面で馬力のあるプレーを見せ、存在感を示した。
交代出場
MF
32 杉本太郎 6(66分IN)
テンションの高いゲームのなかで投入されても、落ち着いてプレー。守備時の判断が良く、危なげない対応したが、攻撃面では推進力ある突破を発揮できなかった。
MF
34 鈴木優磨 6.5(74分IN)
この日はサイドハーフではなく、FWで途中出場。84分には1対1を決め切れずも、直後に自ら奪ったPKを確実に決めて、貴重な追加点をゲット。
MF
6 永木亮太 -(87分IN)
限られた出場時間のなか、最終ラインと上手く連係を取りながら、中盤の守備力を高める働きぶり。クローザーとしての役割を全うした。
監督
石井正忠 6.5
浦和の1トップ+2シャドーを完璧に抑え込み、鈴木のFW起用が当たるなど、敵地で大きな勝点3を奪い取る。後半の途中から迫力を増した相手の両サイドへの対応も盤石だった。
取材・文:浦和=塚越始、鹿島=広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。