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改めて語る町田への電撃移籍の理由と大逆転優勝への覚悟。J1最終節へ相馬勇紀が抱える偽らざる想い【特別インタビュー】

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2024年12月07日

直近2試合では抜群の出来

キレを取り戻している相馬。チームに貴重な勝利をもたらした。(C)SOCCER DIGEST

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 相馬は今夏の帰国後すぐに古巣の名古屋でひとつの試合に出場を果たしていた。7月14日の23節・柏戦でいきなり先発したのだ。

 チームはリーグ4連敗中と苦しい状況。ただここで貴重な同点ゴールを奪い、2-1での逆転勝利に大きく貢献するところが相馬の千両役者ぶりである。名古屋にとっても関係者らが口を揃える風向きを変える大きな一勝であった。相馬はその数日後に町田への移籍を決めるわけだが、欧州からの大移動などもあってコンディションとの戦いでもあった。

「柏戦に出て、そもそも、その前の日本代表の活動で、ちょっと痛めていた部分もあったんです。その影響もあって、名古屋では柏戦のあとで、神戸戦もあったのですが、前日に肉離れをしてしまった。肉離れなんてここ10年くらいしておらず、怪我もあまりしないタイプでもあるので、自分のなかでは珍しい出来事でもありました。

 それでも町田へ移籍し、すぐ治るかなと思っていたのですが、本当は意外と治療が必要な怪我であり、最初のセレッソ戦(△0-0/8月7日)、続く湘南戦(●0-1/8月11日)は試合に出させてもらったのですが、痛みとの戦いでもあって、その後は休ませてもらったという形でした。移籍してきたばかりなのに悔しさというか申し訳なさが募る時期でしたね」
 
 怪我には強く、簡単には欠場しない選手である。だが、やはり心労などもあったのだろう。

「環境の変化は大きかったのかなとは思います。ポルトガルからまず日本に引っ越してきて、名古屋で準備しながら次は町田へ。そう言えば、思い返すと、高校から大学へ入学した最初の頃や、(2019年夏にレンタルで)名古屋から鹿島に移籍したすぐの頃に事故的に身体を痛めたこともあったんです。だから、やっぱり環境が変化する時は、より集中しなくてはいけないんだなと改めて感じました」

 それでも、ここ2試合、FC東京戦(○3-0/11月9日)では町田での初ゴールを奪い、京都戦(○1-0/11月30日)では相手のオウンゴールを誘発して決勝弾をマーク。復活を印象付けるパフォーマンスを見せているが、その裏にはどんな要因があったのか。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部
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