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【総体出場校】石川・星稜|今日の先発は明日の控え!? 4年連続4強を可能にしたサバイバル

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2016年06月07日

引き上げられた選手の活躍にエースも発奮。

決勝では、10番を背負うエースの窪田(写真)が試合を決める2点目をゲット。引き上げられた選手の活躍を発奮材料とした。写真:森田将義

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 一方攻撃面での立役者は、FW亀谷宇々護だ。初戦となった2回戦の金沢商戦でゴールを奪い、この日スタメン出場を掴んだ彼は「出た時には結果を残さないと次がないと思っている。運動量が持ち味なので、積極的に動いて攻撃に絡もうと思っていた」とハツラツとしたプレーで前線の起点となった。
 
「スピードがあるわけではないけど、ボールの受け方、引き出し方が良い。今大会は彼が入ったことで、前にボールが入るようになった」と指揮官が称えた亀谷の活躍に刺激を受けたのが、10番を背負うエースのFW窪田翔。「亀谷は初戦が終わった後、監督から『動き出しが抜群だった』と褒められていたのに、俺は調子が本当に悪くて、『アイツの動きを見習え』ってめっちゃ怒られた。正直、悔しかったし、良い刺激になったので、アイツの存在は大きかった」と発奮し、この日は後半30分に試合を決定づける2点目をマークした。「県内モード」がピタリとハマったのが総体予選5連覇の要因であることは間違いない。
 
 ノルマである全国出場を手にし、これからは3つ目の顔である「全国大会モード」に移っていく。戦い自体は星稜のスタンダードである「県外モード」と変わりはないが、求める選手の条件が変わってくる。
 
 河﨑監督が挙げる条件は「献身的に走ってくれる運動量、当たり負けしない強さ、何かひとつかふたつストロングポイントを持っている選手」。そして、大前提として、インターハイ特有の暑さに打ち勝てる選手であることが求められる。
 
 今予選で存在をアピールした亀谷でさえ、「まだまだ県内モードの選手」(河﨑監督)であり、この先は保証されていない。選手たちにとっては全国出場を掴んでからが本当のスタート地点であり、今はまだ登録メンバー入りをかけたサバイバルが始まったばかりだ。
 
取材・文:森田将義(フリーライター)
 
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