【ACL】李の2得点で一時“大逆転”も、浦和PK戦で敗退。日本勢はベスト16で全滅

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年05月25日

延長終了間際に追いつかれ、PK戦では西川、駒井が失敗…。

何度かチャンスを迎えた興梠だったが、ゴールは奪えなかった。写真:徳原隆元

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 延長戦は、浦和がパスをつないでボール支配率で上回り、FCソウルは縦に素早い攻撃を仕掛ける形に。しかし、迎えた延長前半4分だった――。交代出場したパク・ジュヨンに左サイドを打開され、クロスをアドリアーノに押し込まれてしまう。ついに、浦和が“逆転”されてしまう。

 しかし、ここからドラマが待っていた。

 攻撃の手を緩めない浦和は、延長後半6分、槙野のサイドチェンジから駒井が落とし、最後は李がヘッドで叩きこみ、通算2-2と同点とする。これでFCソウルが気落ちしたところを見逃さず、その3分後、梅崎のキックに再び李がボレーで合わせ、通算3-2の“再逆転”に成功! 

 ところが、土壇場、浦和がこの試合初めて、「守勢」に回った。その一瞬の隙を突かれた――。アディショナルタイム、コ・ヨハンに鮮烈なミドルを突き刺されてしまったのだ。

 2試合210分の通算スコアは3-3で、決着は浦和サポーターが陣取るゴールでのPK戦に委ねられる。先行の浦和は阿部、遠藤、ズラタン、森脇、梅崎、李が成功。西川、駒井が失敗。一方の後攻のFCソウルの失敗はひとり――。PK戦は6対7で浦和が敗れた。

 前日にFC東京が敗退していたため、日本勢はACLベスト16で全滅に。浦和は李が2ゴールを奪って、PK戦でもリードしながら、優位な状況を生かせなかった。

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
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