終盤戦でのプレーは文句なしの香川、貢献度が高かった原口。
香川 真司
ドルトムント(ドイツ)
29試合・9得点・9アシスト
○よくできました
ファン投票による、ブンデスリーガのベストイレブンに選ばれた。20得点を記録したバイエルンのトーマス・ミュラーらを抑えての栄冠だ。
それでも最高評価をつけがたいのは、ベンチ入りさえ危ぶまれた1~3月頃の停滞があったから。実際、シーズン最大のビッグマッチと目された25節のバイエルン戦ではベンチから外れ、ヨーロッパリーグのトッテナム戦やリバプールとの第1レグでは、控えに甘んじた。
その苦しい時期を乗り越え、ラスト10試合に先発出場した終盤戦は、ほぼパーフェクトだった。
ピエール=エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアンとともに「ファンタスティック4」と絶賛された、前半戦の働きに勝るとも劣らない高次元のプレーを連発し、リーグ戦での得点とアシスト数をそれぞれ9まで伸ばした。
とりわけ印象的だったのは、29節に決めた芸術的なループシュートだ。ヘディングでネットを揺らした12節に続き、宿敵シャルケとのルール・ダービーで、またしても輝いてみせた。(遠藤孝輔)
ドルトムント(ドイツ)
29試合・9得点・9アシスト
○よくできました
ファン投票による、ブンデスリーガのベストイレブンに選ばれた。20得点を記録したバイエルンのトーマス・ミュラーらを抑えての栄冠だ。
それでも最高評価をつけがたいのは、ベンチ入りさえ危ぶまれた1~3月頃の停滞があったから。実際、シーズン最大のビッグマッチと目された25節のバイエルン戦ではベンチから外れ、ヨーロッパリーグのトッテナム戦やリバプールとの第1レグでは、控えに甘んじた。
その苦しい時期を乗り越え、ラスト10試合に先発出場した終盤戦は、ほぼパーフェクトだった。
ピエール=エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアンとともに「ファンタスティック4」と絶賛された、前半戦の働きに勝るとも劣らない高次元のプレーを連発し、リーグ戦での得点とアシスト数をそれぞれ9まで伸ばした。
とりわけ印象的だったのは、29節に決めた芸術的なループシュートだ。ヘディングでネットを揺らした12節に続き、宿敵シャルケとのルール・ダービーで、またしても輝いてみせた。(遠藤孝輔)
原口 元気
ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
32試合・2得点・3アシスト
○よくできました
バル・ダルダイ監督からの信頼をがっちりと掴み、年間を通してサイドハーフのレギュラーとして活躍した。
際立っていたのは、凄まじい運動量と攻守の素早い切り替え、高度なテクニックだ。労を厭わないディフェンスを実践すれば、カウンター発動時には得意のドリブルで数十メートルを持ち上がり、サロモン・カルーやヴェダド・イビシェビッチら得点源に何本も好パスを供給した。
高い位置で積極的に仕掛けるドリブルも冴え、ゴールやアシストに直結したプレーは少なくとも、相手DFの注意を引きつけるアタッカーとしての存在感は抜群だった。
最大のハイライトを挙げるなら、27節のインゴルシュタット戦だろう。左サイドからのクロスにニアで合わせて先制点をもたらすと、さらにグラウンダーのピンポイントクロスで勝負を決める2点目をアシストした。
よりコンスタントに、目に見える結果を残せるようになれば、ビッグクラブへのステップアップ移籍が視野に入ってきそうだ。(遠藤孝輔)
ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
32試合・2得点・3アシスト
○よくできました
バル・ダルダイ監督からの信頼をがっちりと掴み、年間を通してサイドハーフのレギュラーとして活躍した。
際立っていたのは、凄まじい運動量と攻守の素早い切り替え、高度なテクニックだ。労を厭わないディフェンスを実践すれば、カウンター発動時には得意のドリブルで数十メートルを持ち上がり、サロモン・カルーやヴェダド・イビシェビッチら得点源に何本も好パスを供給した。
高い位置で積極的に仕掛けるドリブルも冴え、ゴールやアシストに直結したプレーは少なくとも、相手DFの注意を引きつけるアタッカーとしての存在感は抜群だった。
最大のハイライトを挙げるなら、27節のインゴルシュタット戦だろう。左サイドからのクロスにニアで合わせて先制点をもたらすと、さらにグラウンダーのピンポイントクロスで勝負を決める2点目をアシストした。
よりコンスタントに、目に見える結果を残せるようになれば、ビッグクラブへのステップアップ移籍が視野に入ってきそうだ。(遠藤孝輔)