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【バイタルエリアの仕事人】vol.43 森田晃樹|東京Vの“天才”MFが思い描く現代型のファンタジスタとは?「ハイブリッドな選手が理想」

カテゴリ:Jリーグ

中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

2024年08月31日

「これまで対戦して選手で一番凄かったのは…」

「エンタテインメントの部分は大事にしている」と話す。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 森田は華麗なテクニックや類まれなサッカーセンスで見る人を魅了するプレースタイルから、たびたび“天才”と称される。

 スピードやフィジカルが重視される現代サッカーにおいて、ファンタジスタは減少傾向にあるなか、思い描く理想の選手像とはーー。

――◆――◆――

 ユース時代にトップチームで天皇杯に出場した時に「天才 森田晃樹」という横断幕を掲げてくれていて、そこからそんな感じで呼んでいただくことはありますが、“天才”というのは少し恥ずかしいです。(笑)でも自分にキャッチフレーズのようなものがあるのは嬉しいですし、自信にもなります。

 もちろん現代サッカーには遅れを取りたくないですが、自分のアイデンティティであるテクニックを駆使したプレーも貫いていきたいです。フィジカルやスピードも併せ持ったハイブリッドのような選手が理想です。
 
 サッカーの魅力の一つでもあるエンタテインメントの部分は大事にしています。実際に僕も、ロナウジーニョのようなわくわくするプレーに魅了されてきたので、その要素は忘れたくない。毎回そんなプレーをするわけではなくて、何気ないトラップやパス、ドリブルの中で上手く取り入れていきたいですね。そうすると、見ている方に楽しいと感じてもらえるのかなと思います。

 それで言うと(アンドレス・)イニエスタのプレーも参考にしています。難しいことをさりげなく、簡単にできるのは彼の凄さですよね。イニエスタがいた頃のバルセロナの試合は見ることが多いです。

 また、先日のブライトンとの試合でも、ボールを大事にするサッカーをする中での状況判断や、ポジショニング、パスの質はとてもレベルが高かったので、刺激を受けました。

 これまで対戦して選手で一番凄かったのは香川真司選手です。ベテランと言われる年齢だと思うのですが、動けるし、走れる。ボールの置き所も絶妙で、うかつに飛び込めない雰囲気がめちゃくちゃありました。チームが上手くいってない時にプレーの判断やポジショニングを変えられる対応力もすごかったです。
 
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