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現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「バイエルンとの大一番はカストロではなく、香川がスタメンだ」

カテゴリ:連載・コラム

マルクス・バーク

2016年05月20日

バイエルン戦で明るい展望が描けるのは…。

リーグ・アンでセンセーショナルな活躍を見せた超逸材デンベレの入団が決定。それでもバーク記者は、香川の立場は揺らがないと見る。(C)Getty Images

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 今シーズンはリーグ戦でバイエルンに1分け1敗のドルトムントだが、勝つチャンスはある。明るい展望が描けるのは、バイエルンが今シーズン、危なげなくリーグ4連覇を飾った一方で、チャンピオンズ・リーグではベスト4で涙を呑んだから。最大目標を失っていくらか緊張感が緩んでいてもおかしくないし、ジョゼップ・グアルディオラ監督が選手たちのモチベーションを最大限まで上げられるかどうかにも疑問が残る。
 
 もうひとつのプラス材料は、ロッベンの欠場だ。とりわけビッグマッチにおいて彼のような独力で違いを生み出せるワールドクラスの不在は、タレント揃いのバイエルンを持ってしても重くのしかかる。
 
 最後に来シーズンに目を向けよう。ドルトムントは先頃、ウスマンヌ・デンベレの獲得を発表した。このフランス人アタッカーの獲得にはおよそ1500万ユーロ(約21億円)を費やしたが、彼の評判を聞く限り、この移籍金は妥当だろう。
 
 しかし、ブンデスリーガのスタイルとドイツの文化に順応できるかは未知数。19歳という年齢を考えても、期待しすぎてはいけない。いずれにせよ、デンベレの加入が香川の立場に影響を与えるとは、考えられない。
 
文:マルクス・バーク
翻訳:円賀貴子
 
【著者プロフィール】
Marcus BARK(マルクス・バーク)/地元のドルトムントに太いパイプを持つフリージャーナリストで、ドイツ第一公共放送・ウェブ版のドイツ代表番としても活躍中。国外のリーグも幅広くカバーし、複数のメジャー媒体に寄稿する。1962年7月8日生まれ。
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