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現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「バイエルンとの大一番はカストロではなく、香川がスタメンだ」

カテゴリ:連載・コラム

マルクス・バーク

2016年05月20日

トゥヘル監督は強い口調で警鐘を鳴らした。

ラスト2試合で緊張感に欠けた香川。DFBカップ決勝でスタメン出場はなるか。(C)Getty Images

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 トーマス・トゥヘル監督は今シーズン、ほとんどすべてのことを正しくこなしてきた。ブンデスリーガ最終節でも、それは同様だった。
 
 2-2の引き分けに終わったケルン戦後、彼は選手たちにこう苦言を呈した。
 
「リーグ戦のラスト2試合は、緊張感に欠けていた」
 
 強い口調で警鐘を鳴らしたのは、他でもない。5月21日に控えるバイエルンとのDFBカップ決勝を前に、選手たちの気を今一度引き締めるためだ。
 
 ベストフォームを取り戻すのは、それをキープするよりも難しいとも言っていたトゥヘルだが、練習予定日の17日を急きょ休みに変更した。一見矛盾しているが、選手たちに休暇を与えたのは、DFBカップは是が非でも勝たなければならないという義務感をさらに強めるためだ。
 
 残念ながら、香川真司も37節のフランクフルト戦とケルン戦で緊張感に欠けたひとりだった。これによりファイナルでベンチスタートになる可能性もあるが、私はスタメンを期待している。
 
 はたしてトゥヘルは、どんな布陣を組むだろうか? オプションのひとつである3バックも想像できる。守護神ロマン・ビュルキの前にソクラティス・パパスタソプーロス、スベン・ベンダー、マッツ・フンメルスの3人を並べ、ウカシュ・ピシュチェクとマルセル・シュメルツァーをそれぞれウイングバックに配置。アンカーはユリアン・ヴァイグルで、マルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアン、ピエール=エメリク・オーバメヤンで3トップを構成する。
 
 そう考えると残る1枠は香川とゴンサロ・カストロの争いになるだろうが、私は香川が選ばれると予想する。カストロは途中出場でも問題なくゲームに入っていける選手だけに、切り札として使われるのではないか。
 
 この大一番を前に中心的に報じられているのは、バイエルン移籍を決断して痛烈な批判を浴びているフンメルスの話題だ。一部の影響力のあるサポーターは、こんな要求をしている。
 
「(ドルトムントでのラストゲームとなる)バイエルン戦では、キャプテンマークをシュメルツァーに譲れ」と。
 
 しかし、そうはならない。フンメルスはこれまでどおり腕章を巻き、そして先頭でピッチに入場するはずだ。
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