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【三浦泰年の情熱地泰】選手たちの「諦めない気持ち」に感動! やはり五輪は最高のスポーツイベントだ

カテゴリ:連載・コラム

三浦泰年

2024年08月02日

後半戦も「最後まで諦めない心」でひとつでも多くの真剣勝負と皆の憧れるメダルを見せてほしい

土壇場で逆転の金メダルを掴んだ堀米。まさに諦めない気持ちが栄冠をもたらした。(C) Getty Images

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 僕は18歳でブラジルに渡った。サッカーで言えばクラッキ「天才」がたくさんいるブラジル。そして育成年代12歳で初めて日本のトップクラスのトレーニングに参加した。そこにはモンスターたちがゴロゴロいた。身体能力、走力、筋力、パワー、俊敏性を持った人たち。僕はその中のひとりではない。サッカーだけが上手いというサッカー小僧(笑)。
 
 彼らとずっと一緒にやって来れたのは、僕が仲間として横に入れたのは、まさにこの「最後まで諦めない」という執念のような強い気持ちがあったからだと思う。明らかにすべての面で劣っていた僕は、この気持ちだけでサッカーの世界を生きてきた。

 その化け物たちが世界に出て、オリンピックと言えばもっと凄いこのような相手と戦い勝るには「最後まで諦めない」しかないのだ…。

 日本トップアスリートが必死に何がなんでも最後まで諦めないで勝ちたい!! そんな気持ちが伝わる「オリンピック」なのである。

 サッカーは「ワールドカップ」があり、各競技も世界大会が増えている。そんな中で野球はパリでは競技として採用されず。さすがヨーロッパ…。やはりここはサッカーなのかな…。しかし、オリンピックはないが、野球もWBCが注目されている。

 オリンピックの意味が以前より存在を問われるようになっているらしい。

 どの大会も大きなスポンサーが存在し、スポーツとお金が大きな関わりを感じさせ、誰のためのオリンピックなのかを感じる人が多くなっているのも確かだと思う。

 そんな中で選手は純粋で、それを支えるコーチやスタッフも必死であり、最後まで諦めないで選手は戦い、スタッフは支える。

 そこには夢と感動があり、他人(ひと)を幸せに感じさせている。そして僕もそう感じるひとりだ。

 オリンピックは、まだまだ前半戦。これから数多くの競技が見られる。日本の強みである「最後まで諦めない心」を持って、ひとつでも多くの真剣勝負と皆の憧れるメダルを見せてほしい。

 そしてまた4年後、8年後と何十年も続く“最高のスポーツイベント”としていつまで愛され続けてほしい。

 この後も目は離せない…。

2024年8月1日
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