J１リーグ・１stステージ12節
サンフレッチェ広島 – 柏レイソル
５月13日（金）／19:30／エディオンスタジアム広島
 
柏レイソル
1stステージ成績（11節終了時）： ４位　勝点18　５勝３分３敗　15得点・12失点
 
【最新チーム事情】
●U-23日本代表に選ばれていた山中と伊東が前節の川崎戦で負傷。ともに代表を辞退した。
●川崎戦を回避した中川、武富、鎌田が練習に復帰。今節の出場を目指して調整中。
●中山がU-19日本代表に選出される。
●川崎戦の完敗を踏まえ、今週の練習では改めて守備組織とプレスの連動性を再確認。
 
【担当記者の視点】
　前節の川崎戦は、前線からのプレスが機能しないなどそれまでの戦いぶりとは程遠い内容に終始し、公式戦の連勝は７で止まった。
 
　その原因は、走行距離とスプリント回数で常にチーム１位、２位を記録していた中川と武富の欠場だ。主将の大谷が「誰がいないから勝てないではなく、誰が出ても勝てるようにチーム力を上げなければいけない」と言うように、今週のトレーニングでは、守備時における連動の確認作業を入念に行なった。
 
　今節は山中と伊東が負傷により欠場し、中谷が出場停止。また中川と武富が戦列に戻り調整を続けているが、広島戦は大事をとって出場しない可能性もある。したがって、右サイドハーフに、ここまで２試合の出場に留まっている太田が入るなど、スタメンの入れ替えが予想される。負傷者を抱えるチームにとって、総合力が試される試合になりそうだ。
 
　また、P・ウタカの一発と、ミキッチ、柏の両サイドの突破力には特に警戒を強めている。川崎戦で出たプレッシングという課題を修正し、無失点に抑えたい。上位に食らいつくためには、ここが正念場となる。