J１リーグ・１stステージ12節
サンフレッチェ広島 – 柏レイソル
５月13日（金）／19:30／エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
1stステージ成績（11節終了時）： ６位　勝点17　５勝２分３敗　18得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●U-23日本代表でガーナ戦に先発した浅野もメンバー入りへ。
●直近10試合で９得点と量産体勢に入ったP・ウタカ、練習でも好調を維持。
●森崎和が399試合目の出場へ。
●負傷離脱していた宮原もトレーニングに合流。
 
【担当記者の視点】
　守護神の林が「個人的には最も良いチームだと思っている」と話す柏との対戦は、一筋縄ではいかない。昨年もアウェーでは３-２で勝利したものの、ホームでは０-３と完敗。クリスティアーノ（現・甲府）のハットトリックが目立った試合ではあったが、「チームとして機能していたし、大谷選手をはじめ、素晴らしいプレーヤーが揃っている」と林は指摘する。
 
　実際、今年も柏は下平監督を中心としたクオリティの高いチームだ。前節の川崎戦で敗戦したとはいえ、それまでは５試合連続完封勝利を続けていた。森保監督も「やるべきことが明確」と警戒を隠さない。
 
　ただ、広島は前節の鳥栖戦で相手をシュート１本に抑え、３-０と完勝した。10戦・９発、得点王ランクトップに立つP・ウタカは練習でも好調で、柴﨑、茶島とのコンビネーションも試合を重ねるごとに向上している。「ウタカが相手を背負っている時のポジション取りや、前を向いた時の動き出しのタイミングが分かってきた」と柴﨑も自信を深めている。
 
　５月11日のガーナ戦に出場したU-23日本代表の浅野について、「出場は45分。負荷的にも（チームでの）トレーニングと、そんなには変わらない。（柏戦のプレーには）問題ないと思います」と森保監督は語る。浅野自身もP・ウタカとのコンビネーションは良好で、上手くはまれば爆発的な攻撃力は期待できるだろう。
 
　２度のJ２降格、慢性疲労症候群という大病と闘いながら広島を３度の優勝に導いた森崎和の400試合出場まであと２試合。偉大なる「俺たちの誇り」とともに、勝利を目指す。