磐田――2シャドーの松井と小林が、G大阪の守備をいかに崩すか。
J1リーグ1stステージ・12節
ガンバ大阪 - ジュビロ磐田
5月13日(金)/19:00/市立吹田サッカースタジアム
ジュビロ磐田
1stステージ成績(11節終了時):8位 勝点16 4勝4分3敗 14得点・18失点
【最新チーム事情】
●怪我で戦列を離れているジェイは、いまだ練習に合流できず。復帰はまだ先の模様。
●鹿島戦で値千金の同点弾を決めた小林が波に乗っている。
●前節の鹿島戦で3-4-2-1を採用。小林と松井が2シャドーとして初コンビを組んだ。
●小川の後輩、桐光学園高のDFタビナス・ジェファーメンとMF鳥飼芳樹が練習に参加。名波監督とシュート練習やパス回しなどを行なった。
【担当記者の視点】
球際でのファイト、守備での粘り強さで鹿島を苦しめ、ドロー決着に持ち込んだ前節。同じく強豪との対戦となる今節も、球際での闘志が戦いのベースになるだろう。
勝利のためには、守備で相手のパススピードに遅れを取らず、サイドでの数的不利を避けることが肝要だ。名波監督は今週の練習で、特に守備のスライドの速さを強化。「(相手が攻撃を)探っている段階でどんどんスライドすることを意識していといけない」と語る。守から攻の切り替えの速さ、奪った後のファーストプレーの質を高められれば、スピーディな攻めが活きるだろう。
システムは前節同様3-4-2-1の見込み。鹿島戦で初めて2シャドーとしてコンビを組んだ松井と小林が、多くの代表クラスが揃うG大阪をどう崩すかも見どころだ。
「強い相手なので、チャレンジャーに徹して戦える。自分の良さを出せるようになってきたので、それを勝ちにつなげたい」(小林)。存在感を見せはじめている若きタレントは、宇佐美との初となる同世代対決を「楽しみ」にしている。