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反町康治が「遠藤航のようになれる」と太鼓判。FC東京U-18の永野修都が踏み出した新たな一歩。U-17W杯の悔しさを忘れず“勝たせる選手”に

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2024年07月08日

佐藤監督は「プロを見据えたらまだまだ」

昨年のU-17W杯では初戦のポーランド戦に先発(18番が永野)。怪我の影響で本領を発揮できずに大会を終え、本人も「本当に悔しかった」と振り返る。写真:佐藤博之

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 挫折を味わった男は立ち直るまでに時間がかかったが、“あの強烈な悔しさ”が今の成長を支えている。

「今年はユースラストの年。周りとチームで差を見せて、見返せるようにというのを自分でやってきている。悔しい経験だったけど、今では良い経験として捉えられています」

 今季から指揮官に就任した佐藤由紀彦監督のもとで、“勝たせる選手”になるべく攻守でより高いレベルを求められている。良いプレーをするだけではなく、いかに勝利に貢献できるか。そうしたチームを背負う役割が、自身の進化を促進させるうえで大きなエネルギーになっている。

「勝たせる選手になってほしい。チームをダントツで統率できる選手になってほしいし、まだまだ物足りない。高校3年生の基準で見たら十分かもしれないけど、プロを見据えたらまだまだ」(佐藤監督)
 
 昌平戦後も愛ある言葉で叱責されたが、本人も出来に満足していない。

「もっと前半から自分がボールを受けて、攻撃をスムーズにしないといけなかった。ビルドアップももっとチームとして活性化させないといけない。守備でも2失点しているし、もっとできることがあった。試合に直結するゴールや失点というのを、自分がもっと声を出して防いだり、自分のプレーで無くさないといけない」

 U-17日本代表でプレーした際に、反町康治氏(前・日本サッカー協会技術委員長、現・清水ゼネラルマネージャー)から「遠藤航のようになれる」と太鼓判を押された逸材の力はこんなもんじゃない。ボランチで新境地を切り開きつつあるが、FC東京の未来を担う男は現状に満足せず、さらなるレベルアップを目ざして研鑽を積む。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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