リバプールは、遠藤航の競争相手となり得る選手の補強が取りざたされて久しい。

　昨年夏、モイセス・カイセドとロメオ・ラビアを逃したリバプールは遠藤を獲得。当初は懐疑的な目も向けられたが、シーズン半ばから頭角を現わし、アンカーのポジションで確かな存在感を発揮した。

　ただ、終盤は疲労の色が濃く、パフォーマンスもその影響を受けた。それもあって、新たな６番獲得は必須との声は少なくない。

　遠藤自身も強化の必要性に言及している。そして補強するとなれば、31歳という遠藤の年齢もあり、将来性が見込める若手有望株を狙うとの見方は少なくない。
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　その候補のひとりに挙がっているのが、EURO2024にも出場したベンフィカのポルトガル代表MFジョアン・ネベス。ライバルのマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せており、今夏の争奪戦が注目される19歳の超逸材だ。

『FootballFanCast』は７月７日、「エンドウは昨シーズンのアンフィールドで最も歓迎されたサプライズのひとりだった」と報じている。

「日本代表はカイセド獲得失敗の落胆のなか、比較的無名での加入だったが、カイセドのことを忘れさせた。しかし、31歳のエンドウがリバプールの長期的な問題解決策になることはない。ネベスはすぐにそれを解消できるかもしれない」

「ネベスはまだプレミアリーグへの準備ができていないと疑っていた人も、数字を見れば納得するはずだ。昨季、ベンフィカでは保持時も非保持時も支配的で、アンフィールドだろうが別のところだろうが、トップクラスに向かう選手の特徴をすべて備えている」

　ベンフィカが１億ユーロ（約170億円）と評価しているとも言われるネベスの今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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